2015-11-30
カバレッジを80mmにした「ES」も
ラインナップに加えた「Revolution CT」
RSNA 2015[第1日目:11月29日]
CTコーナーでは,“Helping You Achieve Desired Outcomes”をテーマに掲げて展示を行った。ユーザーの求める結果に応えるソリューションの提供として,“Clinical Excellence” “Patient Satisfaction” “Operational Efficiency” “Strategic Growth” “Capital Planning”の5つを掲げて,臨床的有用であり,患者に優しく,検査効率が良くて,病院経営にも貢献するようなCTの最新技術が紹介された。
その中でも,GE Healthcareが注力しているのが,ハイエンドクラスの「Revolution」ファミリーである。今回は,「Revolution CT」「Revolution HD(日本名:Revolution GSI)」「Revolution EVO」のガントリが並べられ,来場者に紹介された。2014年に日本国内でも発表されたRevolution CTは,高分解能,高画質,カバレッジというCTの性能に求められる三大要素のすべてで最高をめざして開発された。GEヘルスケア・ジャパンの日野本社で開発された3Dコリメータを採用し,散乱線の除去に優れた性能を発揮する。このような最先端の技術を搭載したことで,高画質だけでなく,低被ばくの検査も可能にする。今回は,Revolution CTのカバレッジを従来の160mmから80mmにした「Revolution CT ES」も紹介された(医薬品医療機器等法未承認品)。
また,Revolution HDとRevolution EVOには,金属アーチファクトを抑えて画質を向上するアプリケーション“Smart MAR”が搭載された(Revolution GSIへの搭載については医薬品医療機器等法未承認品)。Revolution HDは,Revolution CT同様,“Gemstone Clarity Detector”を搭載し,Ultra-fast kV switching法によるデュアルエネルギー撮影に適した装置である。一方のRevolution EVOは“Clarity Detector”や逐次近似応用画像再構成法「ASiR-V」を採用しており,低被ばくでの検査が可能なだけでなく,低電圧撮影を行うことで造影剤量の低減も可能にしている。
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