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RSNA2015 バルコ - モニタ600cdの高輝度を実現した「Coronis Fusion 4MP DL」などの高い技術力をアピール

2015-12-3

新製品の30インチ,4メガピクセルの医用画像ワイドモニタ「Coronis Fusion 4MP DL」

新製品の30インチ,4メガピクセルの
医用画像ワイドモニタ「Coronis Fusion 4MP DL」

RSNA 2015[第3日目:12月1日]

Barco Inc(バルコ)はRSNA2015で,新製品の30インチ,4メガピクセルの医用画像ワイドモニタ「Coronis Fusion 4MP DL」を最も強くアピールした。これは,ITEM 2015で発表したMDCC4230型をブラッシュアップしたMDCC4330型で,日本でも今年の12月から順次出荷を開始する。液晶パネルの輝度が従来の450cdから600cdと,4メガモニタとしては他に類を見ない高輝度となっているほか,同社の優れたLEDバックライトの放熱機構により高輝度,長寿命を実現。5年間ないしは4万時間のいずれかの保証を提供している。液晶パネルも改良され,より締まった黒を表現。独自のコーティング技術により,前面のガラスカバーの反射がさらに抑制され,耐久性も向上した。

また,従来は12メガピクセルモニタのみに付属していたタッチパッドが,Coronis Fusion 4MP DLでは標準装備となる。関心領域のみ一時的に輝度を1050cdにまで上げる“スポットビュー”機能に加え,新たにスポット表示内を拡大表示する機能が搭載されたほか,ビューワと連携してゼスチャーコントロールや画像切り替えなども可能である。

Coronis Fusion 4MP DLなどには,“intuitive workflow tools”を搭載。2014年から機能強化を図っており,各機能へのアクセスが1画面で可能となった。画像の種類ごとに最適な輝度のプロファイルを保持できる“Application Appearance Manager”では,輝度設定変更などを容易にするキーの割り当て登録可能なほか,保存したプロファイルをエクスポートして,別の端末にインポートすることもできる。また,“Conference ClonView”では,カンファレンスで読影画面を共有したい場合に,高精細モニタの表示内容を他社のプロジェクタや大型液晶モニタ用にリサイズしてコピー表示が可能となる。

RSNA2014で発表した33インチ,12メガピクセルの医用画像統合表示用液晶モニタ「Coronis Uniti」は,国内で非常に高く評価されており,カラーのワイドモニタとしては唯一,マンモグラフィ精度管理中央機構により認定されている。画角を3:2にとどめたことで,顔をほとんど左右に動かすことなく隅々まで観察可能。また,1000cdの高輝度を実現しており,読影効率の向上が期待できる。

新製品として,マルチタッチ対応の22インチ,タッチパネルタイプの「Eonis 22 TS」がRSNA2015で初出品された。モダリティのコンソールなどに使用可能で,静電容量方式を採用しているため透過率が非常に高く,耐久性も高い。日本では2016年1月頃から順次発売開始予定である。

このほか,30インチ高精細モニタ「Coronis Fusion 6MP DL LED」などが展示された。

標準装備されるタッチパッド

標準装備されるタッチパッド

33インチ,12メガピクセルの医用画像統合表示用液晶モニタ「Coronis Uniti」

33インチ,12メガピクセルの医用画像統合表示用液晶モニタ「Coronis Uniti」

   
マルチタッチ対応の22インチ,タッチパネルタイプの「Eonis 22 TS」

マルチタッチ対応の22インチ,タッチパネルタイプの「Eonis 22 TS」

 

東芝メディカルシステムズ