2013-12-3
シンプルなデザインで展示テーマ
「Answers for life.」を表現したシーメンスブース
RSNA 2013 [第2日:12月2日(月)]
Siemens Healthcare(シーメンス)は,サウスビルディングのホールAに広大なスペースでブースを出展した(Booth #1934)。RSNA 2013のテーマは「Answers for life.」。昨年のRSNA 2012の「Answers, visualized.」から,さらに一歩進んで,医療機関が抱える諸問題に対して,Siemens Healthcareの持つヘルスケア領域のさまざまなリソースを駆使して,幅広いソリューションを提供することを表している。シンプルなテーマに合わせるように,ブースのデザインも直線を生かしたすっきりとしたイメージになっており,展示構成も細長いスペースを手前から区切ってモダリティごとに構成された。展示の中で来場者の注目を集めていたのが,巨大な肝臓の模型である。呼吸同期するように上下に移動して時々肝臓内の動脈,門脈などの血管が浮かび上がるような仕掛けがこらされていた。これは,今回,ひとつのテーマとなっている,“BodyMRI”をアピールするためのものだ。
展示では,各領域で多数の新製品,新技術が紹介された。CTでは,同社のCTラインナップの最上位に位置する研究目的のハイエンドCT「SOMATOM Force」(FDA・日本国内薬事未承認)。SPECT・CTの新製品として先日日本でもリリースされた「Symbia Intevo」,MRIでは,静音化機構の“Quiet Suite”と“PETRA”や肝臓の新しいシーケンス,超音波ではSファミリーをハードウエアを含めて一新した“ACUSON S Family HELX Evolution”などが紹介された。