2013-12-3
プレミアム超音波診断装置の
新製品である「EPIQ」
RSNA 2013 [第1日目:12月1日(日)]
Philips Healthcare(フィリップス)のUSコーナーでは,日本で今年の11月から発売されたプレミアム超音波診断装置の新製品「EPIQ(エピック)」を中心に展示した。EPIQは,新しいビームフォーミング技術である“nSIGHT(エンサイト)”による高画質,インテリジェントな解析を可能にする“A.I.(アナトミカル・インテリジェンス)”の搭載,消費電力の低減と静粛性など使用環境に配慮したデザイン,使い勝手を考慮した操作性などを特長とする。ヨーロッパでは,2013年8月の欧州心臓病学会で最初に発表されたが,米国では今回のRSNA 2013が初出展となった。展示では,循環器領域に続いて腹部領域に対応するバージョンが展示された。腹部対応のプローブとして,従来からの単結晶のPureWaveクリスタルを採用したトランスデューサである“C5-1”に加えて,より高周波のトランスデューサである“C9-2”(日本国内薬事未承認)が新たに追加された。もちろん,9220素子を配列したxMATRIXトランスデューサにも対応し,同社のマルチモダリティフュージョンと穿刺ナビゲーションソリューションである「PercuNav」(日本国内薬事未承認)の搭載も可能だ。EPIQは,循環器用,腹部用,産婦人科用の3つのラインナップが予定されており,今後,同社のプレミアムクラスの超音波診断装置はEPIQシリーズに統合されることになる。