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RSNA2013 フィリップス - MRI充実するデジタルMRI「Ingenia」のアプリケーションなどを中心に展示

2013-12-2

デジタルMRIの先駆として全世界で評価を受ける「Ingenia1.5T/3.0T」

デジタルMRIの先駆として全世界で
評価を受ける「Ingenia1.5T/3.0T」

RSNA 2013[第1日目:12月1日(日)]

Philips Healthcare(フィリップス)のMRゾーンでは,2009年のRSNAで発表されたフルデジタルMRIの「Ingenia」を中心に展示を行った。Ingeniaは,コイルとAD変換器を一体にしてアナログ信号を排除しノイズの低減を図ったデジタルMRIとして,全世界で高い評価を受けている。今回は新たに頭部用の32chデジタルコイルが追加されたことを紹介したほか,挙上での撮影をサポートする寝台用アタッチメント“アームサポート”を展示した。手を下ろした状態では,フェイズエンコードの関係で撮像時間がかかるが,オープンボア化によってトンネル内の空間に余裕ができ,手を挙げた姿勢でもコイルに接触しなくなったため,挙上での撮像が増えているという。アームサポートは,2014年から日本でも発売の予定。

そのほか,Ingeniaにオプションで提供される,さまざまなアプリケーションが紹介された。頭部のアプリケーションでは,“非造影での血流撮像を行う“pCASL”,熊本大学の米田哲也氏らが開発したパルスシーケンス“PADRE”を利用して静脈を描出し,動脈との区別を可能にする“SWIp”,撮像時間を短縮し,脂肪抑制画像の取得をルーチンで可能にする“mDIXON-TSE”,脂肪肝の脂肪の定量化をFFEで定量化する“mDIXON-Quant”などで,日本でも近く投入の予定だ。

挙上スタイルでの撮像を可能にする“アームサポート”

挙上スタイルでの撮像を可能にする“アームサポート”

 

頭部用32chのデジタルコイル

頭部用32chのデジタルコイル