2012-11-27
新しいマンモグラフィの読影を可能にする
syngo.Breast Care Reading
RSNA2012 [第2日目:11月26日(月)]
シーメンスのブーステーマである「Answers, visualized.」を実現する具体的なソリューションとして紹介されたのが「syngo.via」である。イメージ・ポストプロセシングによって,さまざまな画像処理を提供するsyngo.viaは,今回バージョン20となって77のアプリケーションが実装され,従来シーメンスが持っていたワークステーションのアプリケーションの9割の移行が完了した。
syngo.viaに新しく追加された機能としては,マンモの読影にフォーカスして,マンモグラフィCADとトモシンセシスの画像を読影する専用のアプリケーションを実装し,syngo.viaで一般撮影からマンモ,MRIまで含めた,総合的なマンモグラフィ診断をサポートする。
MRIでは“Tissue4D”をサポートし,また,トラクトグラフィを搭載したことで,電子カルテの端末でのトラクトグラフィが可能になったほか,MR血管解析,MRスペクトロスコピーなども搭載された。
SPECT,PET領域も強化され,解析やCTとPETのフュージョン,Dynamic Analysisなどが追加された。放射線治療では,解析情報をバリアンの治療計画装置に転送できるようになったため,治療前後のフォローアップが効果的に可能になり,放射線治療医から高い評価を得ているという。
CTでは,ニューロパフュージョン,デュアルエナジーのサポート,ボーンリーディング,TAVIプランニングなどが搭載された。