2012-11-26
RSNA初出品のNoblus。
今月より全世界で発売を開始している。
RSNA2012 [第1日目:11月25日(日)]
2011年4月に超音波事業を日立アロカメディカルに統合してから約1年半が経過した。統合により超音波装置が拡充し,領域や目的など,顧客の希望に細かく対応可能な提案の幅が広がっている。ブースでは,領域別に各クラスの装置が配置され,要望への対応力が来場者にわかりやすい展示となっている。
RSNA2012初展示の製品としては,日本国内では2012年春に発表された,簡便な操作性とコンパクトさを追究した「F37」と,カートとハンドキャリーでの運用が可能な小型装置「Noblus(ノブルス)」が紹介された。
超音波装置のプレゼンテーションコーナーでは,Noblusをメインに来場者にアピールした。Noblusは,カート搭載での院内使用や,往診での使用が可能な小型超音波診断装置。バッテリー駆動で,重量9kgと機動力が高く,操作パネルを跳ね上げて収納するスタイルのため場所をとらず,机上に設置することもできる。小型化により配置スペースが限定される操作パネルの操作ボタンは,モニタにタッチパネルを採用することで,操作性の向上を図っている。
画質にもこだわり,上位機種に採用されているデジタル信号処理回路“UltraBE”を搭載し,高画質化を実現。さらに,Real-time Tissue ElastographyやContrast Harmonic Imagingなどの高機能アプリケーション(オプション)も搭載可能。また,コネクタを小型化した“スマートコネクタ”により,各種のプローブを使用でき,使用者・使用シーン・検査領域を選ばない検査が可能となっている。
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超音波装置エリア全体としては,今後,米国国内で力を入れて展開していくRadiology and Interventional Radiology(ProSound α6,HI VISION Avius,HI VISION Preirus,ProSound F75), Women's Healthcare(ProSound α7,ProSound α6,HI VISION Avius,HI VISION Ascendus), MSK and Superficial Imaging(ProSound F75,ProSound α6,HI VISION Avius,F37)の領域別展示や,Advancer Applicationコーナー(VISION Ascendus,HI VISION Preirus)が設けられた(カッコ内は,各コーナーで展示された装置)。
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また,日立がパイオニアであり,現在では他メーカー装置でも標準的になりつつある,Real-time Tissue ElastographyとReal-time Virtual Sonographyの機能を,RSNAで発表してから2013年で10周年となる。同社では,すでに第4世代を迎えており,有用性が高く評価されているこれらの機能について,ITEM2013や日本超音波医学会などの場で,さまざまな企画をアピールしていく予定だという。