2012-11-29
類似症例検索システム「SYNAPSE Case Match」
RSNA2012 [第3日目:11月27日(火)]
富士フイルムのPACSでは,海外と日本で製品展開のタイミングが異なるため,日本の顧客向けのコーナーを設けて対応した。
SYNAPSEでは,先日リリースされた類似症例検索システム「SYNAPSE Case Match」を紹介した。静岡がんセンターとの共同開発で,肺がん(孤立性陰影)の画像診断をサポートするシステムで,富士フイルムの顔認識の技術を応用して,類似した症例をデータベースから検索し,類似度の高い順番に症例をレポートとともに表示する。診断医はその結果を参照して,レポートを作成できる。今後,肺がん(孤立性陰影)以外の肺疾患などへの対応とともに,海外での展開も検討しているとのことだ。
3D画像解析システムの「SYNAPSE VINCENT Ver.3.0」では,画像認識技術を利用した肺野の気管支抽出やCOPD評価,外科手術の際の胸腔鏡による肺切除の術前シミュレーションなどを紹介した。
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また,こちらも先日リリースされたばかりの遠隔画像診断治療補助システム「SYNAPSE ERm」も展示された。スマートフォンやタブレット端末を利用して,救急医療における院内のスタッフの診療をサポートするシステムだ。ツイートなどを利用した情報伝達や,撮影した放射線画像の参照,映像ストリーミングなどが容易に行え,チーム医療におけるスムーズな情報共有を可能にする。
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