2023-4-16
United Imaging Healthcare Japanブース
United Imaging Healthcare Japanは,2回目のITEM出展となる今回,“AI for Imaging”をテーマに掲げ,AIソリューション技術「uAIFI(ユー アイファイ)」を軸にMRIやCT,核医学の各モダリティを紹介した。
モックアップを展示した3T MRI「uMR Omega」は,75cmワイドボアを搭載しながら高い磁場均一性を実現したフラッグシップモデルで,ITEM直前の4月11日にuAIFIテクノロジーを実装した最新バージョンのV10が発売された。従来のcompressed sensingにAIを組み合わせることでさらなる高速撮像を実現した「ACS」や,k-space上で適用される画像再構成法「DeepRecon」,ポジショニングを自動化する「EasyPlan」,ミリ波レーダーによる呼吸モニタリング「Easy Sense」などにより,高い再現性や高画質化,ワークフローの向上を可能にする。新しい受信コイルも開発され,ブランケットタイプの「SuperFlexコイル」などがラインアップされている。
CTでは,82cmのワイドボアを有するハイエンドクラス「uCT 960+」のモックアップが国内初展示となった。320列640スライスで16cmをカバーする検出器を搭載し,ガントリ回転速度は0.25s/rot,1スキャンで心臓撮影を実現する。心拍数に応じた最適なゲーティングパラメータを推奨する「CardioAssist」やAI技術によりモーションアーチファクトを低減する「CardioCapture」など,心臓検査を支援するアプリケーションや機能が多数搭載されている。
核医学については,ITEM 2022では194cmのアキシャルFOVを有する半導体検出器搭載PET/CT装置「uEXPLORER」が話題をさらったが,今回,最新アップデートとしてAIを活用した新しい画像再構成アルゴリズム「Hyper DLR」と「Hyper DPR」を紹介した。Hyper DPRは,uEXPLORERで取得した16万枚以上の全身PET/CT画像で学習することで,ノイズ低減とコントラスト改善を実現している。
また,2022年に発売した「uPMR 790」は, アキシャルFOV 32cmの半導体PETと3T MRIを組み合わせたPET/MRI装置。PETとしては,感度16cps/kBqと2.8mm NEMA分解能を有し,高感度と高分解能を両立している。PETとMRIの両方でスカウト画像を撮像して集積部位や重要臓器をAIで認識,PETのオーバーラップ部分にならないように自動でベッドポジションを調整する機能などを実装している。
●お問い合わせ先
社名:United Imaging Healthcare Japan 株式会社
住所:東京都千代田区麹町1-7-2 相互半蔵門ビル 3F
TEL:03-6868-3324
URL:https://ja.united-imaging.com