2022-5-6
アドバンスト・メディアブース
1997年の設立以来,アドバンスト・メディアは音声認識の精度向上や言語の多様化,知能性の高度化などの「進化」を追求,幅広い業種向けに音声認識サービス「AmiVoice」製品・ソリューションを提供している。医療・介護向けでは「AmiVoice Ex7」や人工知能(AI)音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice iNote/iNote Lite」,医療・介護向けクラウド型音声認識サービス「AmiVoice CLx」などを展開。多くの施設で導入されている。また,2021年にリリースした“Bi-LSTM(Bidirectional Long Short-Term Memory)”技術により,過去最高水準の音声認識を実現している。ブースでは,AmiVoice iNote/iNote LiteやAmiVoice CLx,放射線科用音声入力システム「AmiVoice Ex7 Rad」などを紹介,スムーズな音声認識による業務効率化などがアピールされた。
●新たにリリースした高精度音声認識技術“Bi-LSTM”により,過去最高水準の音声認識を実現
医療従事者向けAI音声認識システム「AmiVoice Ex7」は,電子カルテや放射線読影レポート,薬局,介護などに特化した音声辞書を取りそろえるほか,単語登録機能やテンプレート登録機能などを備え,電子カルテやレポートシステムへの入力負荷を軽減する。さらに,スタンドアロン版やクライアントサーバ版などが選択可能で,施設の状況に合わせた運用が可能である。放射線科向けのAmiVoice Ex7 Radは,1479以上の施設で導入され(2021年9月時点),従来のキーボード入力と比較してレポート作成時の入力時間を約1/2〜1/3に削減,レポート作成業務の効率を向上させ,本来の業務に集中できる環境づくりを実現する。
2021年には高精度な音声認識が可能なBi-LSTM技術をリリースした。Bi-LSTM技術は双方向型のディープラーニング技術で,従来の音声認識エンジンに実装していた“LSTM(Long Short-Term Memory)”技術は過去の情報を加味しながら処理を行うが,Bi-LSTMは未来の情報を予測して加えることで,双方向の時間軸から処理を行う。Bi-LSTMはノイズに強く,認識精度を大幅に向上させ,過去最高水準の音声認識を実現している。
また,音声入力用マイクは標準の有線タイプのほか,用途に応じてワイヤレスマイクなども展開している。
●医療向けAI音声認識ワークシェアリングサービス「AmiVoice iNote/iNote Lite」で働き方改革にも貢献
医療向けAI音声認識ワークシェアリングサービスAmiVoice iNoteは,モバイル端末から音声入力した情報を,オンプレミスサーバ経由で簡単に連携できるワークシェアリングサービス。時間や場所を問わず,音声認識により記録を作成でき,入力したデータはチャット形式で時系列順に保存され,PCの専用ソフトウエアからカルテシステムなどに転送できる。また,サーバに蓄積されたデータを利用してユーザーごとの業務量を可視化し,労働環境の改善などにつなげることも可能である。iOS向けサービスのAmiVoice iNote Liteは,AmiVoice iNoteの一部機能を包含したスタンドアロン形式の音声認識サービスで,iOSデバイスに入力した記録やカメラ機能で撮影した写真を診療所のPCや診療端末などにBluetoothで通信し,転送することが可能。院内サーバの設置が不要で導入のハードルが低く,200〜300床程度の施設を主な対象としている。
AmiVoice iNote,iNote Liteともに,施設全体の業務効率化や働き方改革に貢献し,医療サービスの向上につながるソリューションである。
●お問い合わせ先
社名:株式会社アドバンスト・メディア
住所:〒170-6042 東京都豊島区東池袋3-1-1 サンシャイン60 42階
TEL: 03-5958-1045
URL:http://medical.amivoice.com/