2022-4-17
活気が戻ってきた現地開催を締めくくる合同会員セレモニー
JRC 2022の現地開催最終日の4月17日(日),13時15分からは,国立大ホールで合同会員セレモニーが開かれた。世界保健機関(WHO)が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミックを宣言してから3年が過ぎ,現地での参加者数が増えており,パシフィコ横浜も活気が戻ってきた。そう印象づけた現地開催の掉尾を飾る合同会員セレモニーには,一般社団法人日本ラジオロジー協会(JRC)の金澤 右代表理事,第81回日本医学放射線学会(JRS)総会の村上卓道会長(神戸大学),第78回日本放射線技術学会総会(JSRT)学術大会の白石順二大会長(熊本大学),第123回日本医学物理学会(JSMP)学術大会の西尾禎治大会長(大阪大学),2022国際医用画像総合展(ITEM2022)を主催する一般社団法人日本画像医療システム工業会の山本章雄会長が出席した。さらに,JRC 2023の第82回日本医学放射線学会(JRS)総会の粟井和夫会長(広島大学),第79回日本放射線技術学会(JSRT)総会学術大会の市田隆雄大会長(大阪公立大学医学部附属病院),第125回日本医学物理学会(JSMP)学術大会の阿部慎司大会長(茨城県立医療大学)も登壇した。
先に,JRC 2023の会長・大会長が挨拶した。JRC 2023は,4月13日(木)〜16日(日)の日程で開催される予定で,テーマには,「Be a Game Changer in Medicine with Radiology」が掲げられた。このテーマについて,粟井第82回JRS総会会長は,ポストコロナの時代にあって,これからの医学を放射線医学の領域から変えていきたいとの願いを込めたと説明した。また,市田第79回JSRT総会学術大会大会長は,会員が“Game Changer”になりたいと思うきっかけになる機会にしたいと述べた。
また,JRC 2022を振り返り,金澤JRC代表理事は,各会長・大会長,関係者に感謝の意を表した上で,「未来への潮流と変革“Radiology - A Key for the Paradigm Shift”」というテーマのとおり,変革を感じる企画やプレゼンテーションが多くあったと述べた。さらに,2022国際医用画像総合展(ITEM 2022)で数多く登場した人工知能(AI)について,これからの放射線診療の発展に欠かせない技術だと感じたと強調した。そのITEM 2022は,合同会員セレモニー直前の数字で,実入場者数が1万875名,延べ入場者数が2万1151名で,いずれも前回を大きく上回った。
なお,JRC 2022のWeb開催は,5月18日(水)まで。5月16日(月)16時から合同閉会式がWebで行われる。