2021-4-18
インフォコムブース
インフォコムは,放射線部門システムとして,「iRad」シリーズを展開している。iRadシリーズの中から今回は,RISの「iRad-RS」,レポートシステム「iRad-RW」,放射線治療RIS「iRad-RT」,検像システム「iRad-QA」,整形外科画像システム「iRad-OT」をPRしたほか,放射線治療ビューワ「RT Image Viewer」を紹介した。
これらの製品の中で,今回,大幅な機能強化を図ったのが,検像システムのiRad-QAである。2001年に,「iRad-EV」として登場した同社の検像システムは,2008年にRISとの連携機能を持たせるなど機能を強化し,iRad-QAとなった。その後,院内各所のPCから検像を行える“Anywhereオプション”を追加するなど進化を続けてきた。今回のバージョン2となり,専用ウインドウでサムネイル画像からシリーズの並べ替えをドラッグ・アンド・ドロップで行えるようになるなど,インターフェイスを改良し,直感的な操作が可能となった。また,PACS内の過去画像をiRad-QA上で自動表示するといった業務の効率化を図る機能も搭載された。このほか,iRad-RSとの連携により,画像の未転送を防止し,確実な検像業務を可能にする。
一方,iRad-RSは参考展示として,音声入力に対応したタッチレス運用を紹介した。このタッチレスRISは,アドバンスト・メディア社の「AmiVoice」により音声入力を行うもので,ワークリストの読み込みから,タブの切り替え,コメント入力などを,キーボードやマウスを使用せず,マイクを通じての音声入力だけで行える。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では,システム関連のデバイスを通じた感染が疑われるケースもあることから音声入力に対するニーズもあり,今回の参考出展となった。来場者からも高い関心が寄せられているという。
●お問い合わせ先
社名:インフォコム株式会社
住所:東京都渋谷区神宮前2-34-17 住友不動産原宿ビル
TEL: 03-6866-3790
URL:https://service.infocom.co.jp/healthcare/irad/index.html