画像とITの医療情報ポータルサイト

2019-4-13

テラリコン・インコーポレイテッドブース

テラリコン・インコーポレイテッドは，ユーザーのニーズに合わせさまざまなAIアルゴリズムを使用できるAIソリューション「Envoy AI」（日本未展開）と高機能ビューワ「Aquarius iNtuition Server」の次期バージョン“4.4.13.P4”および“4.4.13.P5”以降で搭載予定の最新アプリケーションを中心に紹介した。

Envoy AIは，世界中のさまざまな企業が開発している画像解析やCADのAIアルゴリズムを利用できるAIソリューション。プラットフォームとなるビューワ「NorthStar」に表示されたワークリストから検査を選ぶと，領域など検査内容に合わせて使用可能なAIアルゴリズムが示され，それを選択すると瞬時にAIによる解析結果が表示される。米国ではすでに，幅広い領域のAIアルゴリズムが提供可能となっており，ブースではCT画像からの肺がん候補や脳出血部位の検出，マンモグラフィの乳腺密度解析，整形外科領域の手術プランニング支援など，AIアルゴリズムの一例が紹介された。

Aquarius iNtuition Serverは，ブレストMRI解析の新機能を中心にアピールした。time intensity curve（TIC）からparametric mapを作成する機能は，カラーマップにより腫瘍内のwashoutが早い部分/遅い部分を容易に把握することができる。また，Kinetics modeにより定量化も可能で，化学療法前後の腫瘍体積比較などを支援する。また，大腸CT解析は，従来は3D上や基本3断面上で行っていたパスの修正がCRP上でも可能となり，より簡単にパス修正をできるようになる。

肺腫瘍の候補を検出するAIアルゴリズム

マンモグラフィから乳腺密度を解析するAIアルゴリズム

ブレストMRI解析のparametric map（Aquarius iNtuition Server）

CRPでパスの修正が可能になる大腸CT解析（Aquarius iNtuition Server）