2018-5-7
エクセル・クリエイツブース
エクセル・クリエイツは,統合型データ管理システム「FORZ」を展示した。PACS,ワークステーション,生理検査,健診などの各種システムをFORZという一つの管理システム内で一元管理でき,個々のシステムを使用する場合に比べて,簡単に運用できるのが最大の特長である。主に中小規模病院や整形外科・脳神経外科などのクリニックに導入されている。
ブースでは,FORZの時系列表示画面である“Line-View”を紹介。2面並べたモニターに,モダリティで撮影した各種画像をサムネイル表示ができるLine-View画面と画像表示ビューワをそれぞれ表示することで,参照したい画像をサムネイルから選んでビューワモニターに表示することができる。
FORZワークステーションでは,3D表示と仮想内視鏡表示機能がリニューアルされた。このほか,クラウド環境を活用した装置の共同利用ソリューションを紹介。CTやMRIなどの装置のある病院と近隣のクリニックの間をオンラインで接続し,装置の利用予約と結果返送ができる。
●Line-View
FORZの統合画面であるLine-Viewでは,PACS画像や生理検査画像を時系列にサムネイル表示することができる。画面下部には,検体検査データも表示できるので,使用者が必要に応じて検査結果を閲覧することも可能である。Line-Viewと画像表示ビューワのモニターを2面で並べて使用することで,参照したい画像をLine-Viewから選択し,画像表示ビューワに呼び出して表示ができる。また,ビューワ画面を4分割して画像を表示することも可能である。
●PACS
電子カルテと連携可能なPACS機能で,Line-Viewと連携することで各種画像(X線,CT,MRI,内視鏡,心電図など)や動画,文書を閲覧・管理できる。また,オプションでマンモグラフィビューワを追加することも可能。市販されている他社のマンモグラフィビューワは,マンモグラフィ画像のみ表示可能な専用ビューワが多いが,同ビューワでは,超音波やX線画像などを同じビューワ上に並べて表示することができる。
●検査システム
臨床検査科で行われる生理検査(心電図・超音波など)や検体検査(血液検査・尿検査など)のデータを一元管理できる検査システムのうち,ブースでは検体検査システムが紹介された。同システムでは,検体検査で得られた検査結果データの管理が可能で,画像のファイリング技術も生かして血液像,スキャッタグラムなどの画像もあわせて管理が可能である。また,検査の項目と結果の詳細や,過去の検査結果を並べて表示することができる。
●健診システム
健診に必要な一連の業務(予約・受付から報告書・請求書発行まで)を管理するシステム。実際の健診においては,医師やスタッフによる検査数値などの入力状況を管理することができる。また,問診票など紙で出力される書面をスムースに作成可能だ。年間数百件〜数万件の健診を実施する施設で利用されている。
●装置共同利用ソリューション
クラウド上のアプリケーションにログインして使うことができる装置共同ソリューションを紹介した。CTやMRIなどの装置のある病院と近隣のクリニックの間をインターネット回線で接続し,クリニック側では,検査の予約や変更,検査予約表の出力もできる。病院側では装置を利用する患者のリスト表示や受付の進捗状況を把握することができる。1病院のモダリティを地域で共同利用することで,病院とクリニックの連携を促し,クリニックの患者が画像検査を受けやすい環境を構築することが可能となる。
●お問い合わせ先
社名:株式会社エクセル・クリエイツ
住所:(本社)大阪市中央区南船場1-16-13堺筋ベストビル5階
(東京)新宿区四谷1-23-6協立四谷ビル3階
(仙台)仙台市青葉区中央2-2-10仙都会館5階
TEL:(本社)06-6121-2130
(東京)03-6274-8140
(仙台)022-208-9626
URL:https://www.excel-creates.jp/