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2017-3-21

ブースNo.133

●担当者からのメッセージ

島津は，“「人と地球の健康」への願いを実現する”という経営理念のもと，医療分野において長年に渡り画像技術を磨き続けてきました。この間，お客様の声に向き合う姿勢から実現した画像技術により，診断・治療を支援することで放射線医療に貢献してきました。そして今，島津のもう一つのコア技術である分析計測技術を臨床分野に応用し，予防や予後のフォローアップに向けた歩みを始め，ヘルスケア領域でのさらなる貢献を目指す。

●ここが見どころ

■X線テレビシステム　SONIALVISION G4
透視でのさらなる低線量化を実現するSUREengine FASTを新たに搭載し，リアルタイム性を保ちながら，残像のないクリアな画像で内視鏡をサポートします。また，トモシンセシスや国内初のX線テレビシステムでの骨密度測定が可能で，骨粗鬆症診断に必要な検査が1台で行えるなど，多目的性と検査効率，被ばく低減，省スペース化において実用性に優れたX線テレビシステムです。

●主な展示製品

■血管撮影システム　Trinias MiX F12 package
デバイスの視認性向上と従来の1/2の線量運用を可能するなど，さらなる低侵襲治療を実現する血管撮影システムです。SCORE Navi/Navi+Plus（オプション）では，術前CT画像とCアームを連動させることでCT画像をリファレンスにしたインターベンションを可能にしました。これにより造影剤軽減につながります。また，リアルタイムでStentを強調・固定表示する画期的な機能として多くの臨床現場で評価いただいているStentViewを強化させたSCORE StentView+Plusを搭載。従来の2マーカー自動検出から，複数マーカーでの自動検出を可能にしたROI指定機能により検出効率を高め検査時間の短縮に寄与します。

■一般撮影システム　RADspeed Pro EDGE package
RADspeedProの定評のある操作性の良さに加えて，トモシンセシス，長尺撮影，デュアルエナジーサブトラクションが可能です。次検査と同時並行でトモシンセシスが行えるスループットの良さも実現しています。
また，撮影部位ごとに最適なフィルタに切り替わるオートフィルタ機能など，被ばく低減にも配慮しています。

■乳房専用PET装置　Elmammo
検出器ホールに乳房を入れるだけで検査できる乳房専用PET装置です。乳房を圧迫する必要がないため痛みのない検査が行えます。高性能検出素子を搭載し，解像度と感度を高めることで，全身用PET装置よりも小さな乳がんの診断を実現しています。その可能性を最新の臨床データでご紹介します。
^{＊本装置は，NEDO（独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構）助成事業プロジェクト「悪性腫瘍等治療支援分子イメージング機器の開発」（平成18年～21年度）で開発されたプロトタイプを製品化したものです。}

■近赤外光カメラシステム　LIGHTVISION
乳がん手術における転移確認のための生検をサポートします。
血管やリンパ管に投与したICG（インドシアニングリーン）に近赤外励起光を照射し，ICGから発生する微弱な近赤外蛍光を画像化することで，組織表面下の血管やリンパ管をモニタにカラー表示し，観察を可能にします。

●セミナー情報

セミナー名：第76回 日本医学放射線学会総会 ランチョンセミナー17 [ 進化を続けるトモシンセシス技術 ]
日時：4月15日（土）12：00〜12：50
会場：パシフィコ横浜 会議センター3F 315
司会：白神 伸之 先生
　　　東邦大学医療センター大森病院　放射線科 准教授
講演 1：トモシンセシス技術　現状と将来
　　　　中島 正弘 先生
　　　　市立甲府病院 放射線部　技師長
講演 2：ERCPにおけるトモシンセシスの臨床応用
　　　　須山 陽介先生
　　　　防衛医科大学 医学教育部医学科　助教

●島津製作所ブース