2017-4-16
富士フイルムメディカルブース
富士フイルムメディカルは,ITEM2016と同様に「Value from Innovation 医療のいちばん近くから,次代を見つめる。」をテーマに展示を行った。展示の構成も例年通り,低線量・高画質を実現したFPDの「CALNEO Smart」を中心に長年培ってきた画像処理技術を生かしたさまざまな製品・ソリューションを,モダリティソリューションとITソリューションの2つのゾーンで紹介した。
モダリティソリューションコーナーでは,CALNEO Smart,グリッドレス撮影を可能にした画像処理技術「Virtual Grid処理」などの技術を投入することで開発された軽量移動型デジタルX線撮影装置「CALNEO AQRO」をブースの中央で大きくアピールした。CALNEO AQROは,高画質のFPD,低線量撮影を可能にした画像処理技術によって,X線発生装置を含めて総重量90kgと小型化を図り,移動やベッドサイドでの取り回しなど撮影業務をサポートする。また,リチウムイオンバッテリーを搭載して長時間稼働を可能にするなど使い勝手も向上している。
また,放射線業務支援サービスとして提供されている「ASSISTA Management」にも新機能が追加されたが,その一つとして“写損カンファレンス”を紹介した。写損画像をファイルし正しい画像との比較が行えるほか,写損の部位や条件などのデータを解析して業務の改善に役立てられる機能が特徴だ。
そのほか,ITEM2017直前に技術開発としてリリースがあった医療用X線動画技術について従来技術との比較を含めて実際の動画をディスプレイで紹介した。あわせて新技術を搭載予定の次世代製品として外科用Cアーム型撮影装置(W.I.P.)を参考展示した。
超音波画像診断装置では,2014年に発売した軽量・小型の携帯タイプの「FUJIFILM FC1」の新バージョンを展示した。さらなるコンパクト化と同時に画質を最適化し,操作性についても使い勝手の向上を図っている。
ITソリューションでは,3D解析ワークステーション「SYNAPSE VINCENT」について,まもなく登場予定のバージョン5に搭載されるアプリケーションを多くの端末で紹介した。中でも,再生医療による診断や治療を支援する“変形性膝関節症の診断・治療支援アプリケーション”,救急の塞栓術の術前プランニングを行う“IVRシミュレーター”などが注目を集めた。
また,富士フイルムRIファーマが近く提供を開始するPET用放射性医薬品「フルデオキシグルコース静注FRI」を紹介した。
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●お問い合わせ先
富士フイルムメディカル株式会社 販売統括本部マーケティング部
住所:〒106-0031 東京都港区西麻布2-26-30 富士フイルム西麻布ビル
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