2017-4-28
ファインデックスブース
ITEM初出展となるファインデックスは,ピーエスシーとして電子カルテシステムをはじめたとした医療情報システムを手がけてきた。2014年には現在のファインデックスに社名を変更し,東京証券取引所市場第一部に上場するなど,着実に発展し,医療現場からの支持を得ている。2015年にはRIS,レポートシステムを手がけてきたトライフォーから事業を譲受し,放射線部門のシステムにも力を注いでいる。
「世の中で必要とされていること」「まだ世の中にない新しい発想・技術」を探し続けることを企業理念に掲げ,眼科や耳鼻咽喉科などで発生する非DICOMデータのファイリングシステム「Claio」やクリニック・小規模病院向け電子カルテシステム「REMORA」など,特色ある製品を医療現場に届けている。今回の展示では,放射線部門向けに展開しているRIS「ProRad RIS」,レポートシステム「ProRad RS」,検像システム「ProRad QA」,検査の線量情報を一元管理する「被ばく線量管理システム」,紹介情報管理システム「PDI+ MoveBy Importer/Exporter」,画像や文書類を一元的に管理する「診療情報統合ビューア」などのデモンストレーションを実施。ProRad QAと被ばく線量管理システムがシームレスに連携し,安全で質の高い検査を実現するソリューションを来場者にアピールした。
●ProRad RISは新バージョンに進化
ITEMで新バージョンとして発表されたProRad RISは,電子カルテシステムと連携して,薬剤の禁忌情報や被検者の障害情報などをアイコンで表示する。必要に応じて点灯やポップアップすることで,見落としを防ぎ,安全な検査の実施をサポートする。また,同社の紙・デジタル文書管理システム「C-Scan」や文書作成システム「DocuMaker」で作成した書類をワンクリックで参照できる。スタッフのスケジュール管理が可能なグループウエア機能を搭載しているほか,画像診断装置の保守点検のリストや報告書,費用などの管理も行える。さらに,検査内容や装置の利用状況を統計帳票に出力して,放射線部門の検査の効率化や業務改善に役立てられる。
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●被ばく線量管理も可能な検像システムProRad QA
2017年1月に発表されたばかりのProRad QAは,サーバ・クライアント型の検像システム。放射線部門各所から検像作業を行うことができる。画像閲覧,シリーズ編集,DICOM tagの解析・変換などの機能を搭載しているほか,過去の検査画像との比較表示も可能である。地域医療連携や施設間連携にも対応しており,CDやDVDの取り込み・作成も行える。外部から可搬媒体で持ち込まれた画像は,検像した上でDICOM MWMにより患者属性が与えられPACSに保管できる。また,他施設に紹介する場合にも,CD・DVDの作成が可能である。
さらに,被ばく線量管理も役立つ機能を搭載している。検査画像のDICOM SRの情報を被ばく線量管理システムに送信すると,被ばく線量管理システムに設定されている閾値と比較が行われる。もし線量が多い場合は,ProRad QA画面の上にアラートをポップアップ表示して,注意喚起する。
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●可搬媒体の取り込み・作成を行う紹介情報管理システムPDI+ MoveBy Importer/Exporter
紹介情報管理システムのPDI+ MoveBy Importer/Exporterは,地域医療連携,施設間連携における紹介患者の情報の送受を支援する。PDI+ MoveBy Importerでは,他施設からの紹介状をスキャンして,患者情報や紹介元情報を読み取って自動的に入力し,さらに持ち込まれた可搬媒体のラベルをスキャンして,ウイルスチェックをした上でデータをサーバに保存する。保存したデータは専用ビューワでラベルとともに参照でき,PACSに保管することが可能である。この仕組みにより,必要な画像だけを安全に運用できる。PDI+ MoveBy Exporterは,他施設に紹介する患者のDICOM画像に加え,内視鏡などの非DICOM画像や診療情報提供書も含めて,CD・DVDを作成する。
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●施設内で発生するデータを一元管理する画像ファイリングシステムのClaioと診療情報統合ビューア
画像ファイリングシステムのClaioは,DICOM画像だけでなく内視鏡や眼底カメラなどの非DICOM画像,動画,レポートなどを一元管理する。データはJPEGやDICOMデータにエクスポートしたり,非DICOMのアナログ画像にDICOMヘッダを付けてPACSに保管したりできる。眼科や耳鼻・頭頸部外科に特化したパッケージも用意されている。
また,診療情報統合ビューアは,DICOM画像や心電計,動画,文書など医療機関内で発生する検査画像・文書を参照するビューア。患者ごとに時系列で画像や文書をマトリックス表示して,サムネイルをクリックするとそれぞれのビューアが起動し,データを表示する。可搬媒体の作成にも対応している。
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●お問い合わせ先
株式会社ファインデックス
住所:〒105-6133 東京都港区浜松町2-4-1
TEL:03-5408-3745
URL:http://findex.co.jp/