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2016-4-17

ホロジックジャパンブース

ITEM初出展となるホロジックジャパンは，3Dマンモグラフィ対応のデジタル式乳房Ｘ線撮影装置「Selenia Dimensions」を中心に，バイオプシーガイダンスユニット，吸引式組織生検用システムなど，スクリーニングからバイオプシーまで一連のブレストケアのためのシステムを紹介した。

Selenia Dimensionsは，従来の2Dマンモグラフィ撮影に加え，トモシンセシス（3D）撮影が可能なマンモグラフィシステム。トモシンセシス撮影では，15°の範囲を15回照射して断層像を取得し，スライス画像を再構成する。乳腺の重なりで埋もれるような病変も，スライスを変えることで観察しやすくなる。コンソールについては，従来国内で展開していたプレミアムタイプに加え，今回，新タイプの「ユニバーサルコンソール」が薬機法の承認を得たことが紹介された。

バイオプシーガイダンスユニット「Affirm」は，Selenia Dimensionsへの着脱が容易で，生検針を10°の角度で装着できることで，被検者の心理的負担を軽減し，胸壁近くへのアプローチもしやすい特長を持つ。トモバイオプシーでは，1回のターゲット指定で，xyzの座標が設定される。

吸引式組織生検用針向け装置「ATECシステム」は，マンモグラフィ，超音波，MRIの生検に対応したシステム。空気圧を利用したシンプルな設計で，電気系のトラブルが起こりにくく，またセットアップも非常に簡便なため，操作者の負担を軽減し，被検者のケアに注力できる。

トモシンセシス撮影が可能な「Selenia Dimensions」	「ユニバーサルコンソール」はテーブルの 高さ調整も可能
暗室を設け臨床画像も紹介（左：2D，右：3D）	バイオプシーガイダンスユニット「Affirm」
吸引式組織生検用針向け装置「ATECシステム」