2016-4-17
合同閉会式
JRC2016の最終日,4月17日(日)15時からは,パシフィコ横浜会議センター・メインホールで,CyPos賞合同表彰式と合同閉会式が開かれた。
表彰式と閉会式に先立ち,各学会会員,ITEM出展企業関係者で構成されたJRC2016 Festival Orchestraの演奏が行われた。3回目となり恒例となりつつ今回は,岡 輝明氏(関東中央病院臨床検査・病理科)の指揮の下,チャイコフスキー作曲の「白鳥の湖」と「くるみ割り人形」,ヨハン・シュトラウスI世作曲の「ラデツキー行進曲」が演奏された。
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この演奏に続き,3学会のCyPos賞受賞者の発表と表彰が行われた後,合同閉会式へと進んだ。
最初に挨拶に立った杉村和朗JRC代表理事は,JRC2016直前の4月14日に発生しその後も余震の続く「平成28年(2016年)熊本地震」の被災地にお見舞いの言葉を述べると共に,医療者として復興に尽力するとの思いを述べた。杉村JRC代表理事は,学会の参加登録者数を報告し,第75回日本医学放射線学会(JRS)総会は5587人(前年比105%),第72回日本放射線技術学会(JSRT)総会学術大会は4705人(前年比95%),第111回日本医学物理学会(JSMP)学術大会は999人(前年比105%),非会員が1221人となり,総参加登録者数は前年を上回る1万2512人(前年比101%)になったと述べた。特にJRS総会は初めて5500人を突破したという75回という節目の回で記念すべき記録を残した。そのJRS総会の玉木長良会長(北海道大学大学院)は,量だけでなく質も追究した学会になったと振り返った。また,JSRT総会学術大会の小倉明夫大会長(群馬県立県民健康科学大学)は,JSRTとしては初めて発表スライド,CyPosを英語にしたことをトピックに挙げた。JSMP学術大会の荒木不次男大会長(熊本大学大学院)は,3学会が協力したことでJRC2016が盛況であったと評価した。次いで,2016国際医用画像総合展(ITEM in JRC 2016)を運営する日本画像医療システム工業会(JIRA)の小松研一会長が挨拶して,ITEMの入場者数が予想していた2万2000人に届かず,2万864人であったことが報告された。これは,熊本の地震の影響や3日目の悪天候が影響したと見られる。
この後,JRC2017の会長・大会長が挨拶を行った。第76回JRS総会の会長は角谷眞澄氏(信州大学大学院),第73回JSRT総会学術大会の大会長は宮地利明氏(金沢大学大学院),第113回JSMP学術大会の大会長は野田耕司氏(放射線医学総合研究所)が務める。会期は2017年4月13日(木)~16日(日)の4日間〔ITEMは4月14日(金)~16日(日)の3日間〕,会場はパシフィコ横浜である。メインテーマは,「極めよう放射線医学,広げよう放射線診療:To the Summit of Radiology, To the Horizon of Radiology」。角谷氏が,信州大学医学部附属大学病院のレストランから北アルプスを見たときに浮かんだこのテーマの下,多くの医療者が集うことが期待される。
●CyPos賞受賞者
●第75回日本医学放射線学会総会(JRS)
●第72回日本放射線技術学会総会学術大会(JSRT)
●第111回日本医学物理学会学術大会(JSMP)
●合同閉会式
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