2015-4-18
インフォコムブース
インフォコムは,今回のITEMにおいて新製品の放射線治療ビューワ「RT Image Viewer」を初出展するなど,強化している放射線部門システム「iRad」シリーズのラインアップを来場者に披露したほか,緊急連絡・安否確認システム「エマージェンシーコール」や災害・救急車両映像伝送システム「HiSMRT99」といった放射線部門に限らない医療現場を支援するユニークなシステムを展示した。
RT Image Viewerは,放射線治療RIS「iRad-RT」と組み合わせて使用するビューワ。同社が持つ医療画像管理のノウハウ,技術を基に開発された。DICOM-RT形式の放射線治療計画システムのデータが保存でき,RT Image,RT Plan,RT Structure Set,RT Doseを表示できる。DICOM-RT対応していることから,幅広い治療装置や治療計画システムで使用でき,また装置・システムの更新にも柔軟に対応できる。
iRad-RTは,治療装置,治療計画用CT,電子カルテシステムやRISと連携し,放射線治療に関する情報を一元管理。ワークフローの効率化を支援する。同社のRIS「iRad-RS」やレポートシステム「iRad-RW」と連携させて,放射線部門におけるデータベースを統合して管理することも可能である。また,ユーザー自身が画面レイアウトを設計できるなど,操作性にも工夫が施されているほか,日本放射線腫瘍学会(JASTRO)のガイドラインに準拠し,治療技術の概要や用語を統一させられ,多施設との比較が行いやすくなっている。
検像システム「iRad-QA」も展示された。検像機能としては,DICOMタグ編集,画像確認・修正,並び順修正・削除,画像出入力を搭載。自動と手動での操作を設定できる。iRad-RSと連携させることで,再撮影のオーダや,検像状況の通知が行える。また,オプションの「QA Anywhere」を導入することで,複数のクライアントから検像操作が可能になる。
整形外科用PACSの「iRad-OT」はSharp角やFTA,Cobb角などの計測を行える。主要メーカーのデジタルテンプレートを搭載し,インプラントシミュレーションができ,整形外科のフィルムレス運用を支援する。
放射線部門以外でも使用できる緊急連絡・安否確認システムのエマージェンシーコールは,医療機関のBCP対策に強い味方となる。職員の安否確認や施設・設備の被害状況などの情報収集・伝達業務を行うためのシステム。災害発生時に電話,PC,スマートフォン,タブレットなどを豊富なデバイス・通信手段を用いて,一斉に連絡して,職員の安否や被害状況などの情報を一元管理できる。
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●お問い合わせ先
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