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2014-3-17

ブースNo.108

●担当者からのメッセージ

放射腺診断装置の進化に対応すべく，定量性のある造影検査，安全な造影環境の提供やユーザービリティを高める造影剤注入器の開発を行っております。

●ここが見どころ

■CT用自動注入器「DUALSHOT GX7」

CT造影検査では，検査ごとに体重当たりヨード量・注入時間一定を考慮して再現性，定量性のある造影方法が普及しています。DUAL SHOT GX7では様々なご要望をもとに特徴ある多数の注入モードが搭載された最新のインターフェイスを是非体験して下さい。

・ユーザービリティと造影プロトコールの追求

GX7ではヒューマンエラーやワークフローの低減を目的にUGIを一新しました。特徴として，Smart Touch Systemを採用しております。Injector操作画面にHome画面を用いており，プロトコールのユーザー別の設定，小児モード，注入結果画面，注入プロトコールの設定などをHOME画面に集約しており，SmartPhone-likeな仕様となっています。非常に簡便に使用できるUGIですのでブースへの立ち寄り際は，是非体験して頂ければと思います。
プロトコールに関しても従来からある体重プロトコールでは検査ごとに体重あたりのヨード量（mgI/kg）での設定はもとより，血管系（3D）では時間あたりヨード量（mgI/kg/sec）の設定も可能となります。また，長い範囲の血管3D撮影への最適な造影法や，他の体格指標（BSA,LBW：開発中）への応用も視野に入れており，CT装置の進化にInjectorも対応できるようプロトコールを充実させています。
GX7の追加機能として，注入結果データに関してもSDカードに保存して，PCで見ることができる可能となっています。また，RIS/PACSへ造影剤注入情報を記録できるCE-Evidence-Systemも展示しております。本システムでは前回の副作用情報などもRISからInjectorへ表示することができ，造影直前まで患者様の詳細な情報提示も可能となります。ICタグ造影剤シリンジに関しても読み取りが可能であり，造影剤種別，用量，造影剤濃度等をInjectorで自動認識できます。Injectorにセットするだけで各製剤を認識し，注入条件設定にも反映することが可能であり，シリンジ着脱に関しても，シリンジサイズに関係なく簡便に着脱でき，効率よく検査できるような設計となっています。

■血管用造影剤自動注入器「PRESS DUO」

近年，血管撮影装置では，さまざまな撮影法（CTLikeImage，3DRA，高分解能撮像）が開発されており，撮影法にあった注入ヨード濃度を自在に設定ができることが必要となってきています。根本杏林堂ではさまざまなニーズに答えるべく，血管撮影用Dual Injectorを販売しており，多くの施設で採用されております。


本装置の特徴として
 
(1) 濃度の違う造影剤（2種類）シリンジを装着可能
 
(2) 一台のコントロールボックスでさまざまな注入条件（濃度，圧力，混和比率）などが設定可能
 
(3) シリンジの付け替えがないため，衛生的である。
 
(4) 生理食塩水での混合注入（造影剤）
(5) IVR-CTでも対応可能

消耗品に関してもさまざまな希釈混合を可能とするDUAL TUBE（スパイラルフロー）もご用意しています。
これにより，注入器のスペックを最大限利用することが出来ます。

■MRI用造影剤自動注入器「Sonic Shot 7」

今回の展示会では超音波モーターを採用した新型のMR用非磁性体造影剤注入器 Sonic Shot 7もご紹介致します。UGIから再設計しており，CT用GX7と同等の操作性を持っております。
また，安全性におきましても，従来から採用しているドリップ機能や遅延造影時の撮影時間をお知らせ出来るタイマー機能あり，使用して頂くユーザー様がより安全に使用できる環境をご提供できます。シリンジアダプターや造影剤容量に応じてプランジャーが造影ポジションまで，自動でセッテング出来る仕様となっており，時間短縮が可能になります。

●主な展示製品

・CT用造影自動注入器 Dual Shot GX7
・MR用造影剤自動注入器 Sonic Shot 7
・AG用造影剤自動注入器 Press DUO
・MRI用負荷心筋パフュージョンポンプ acot S