2014-4-12
創立80周年を迎えた富士フイルム
富士フイルムメディカルは,“Value from Innovation”のコーポレートスローガンのもと展示を展開した。富士フイルムは2014年に創立80周年を迎えるが,同社の中核事業のひとつであるメディカルシステム事業は,高い技術力をベースとしてさまざまな製品,ソリューションを提供することで臨床現場に価値を提供できることを強くアピールした。ブースは,中央にプレゼンテーションコーナーを設け,向かって右側がモダリティソリューション,左側がITソリューションで構成。モダリティコーナーでは,発表されたばかりの携帯型超音波画像診断装置「FUJIFILM FC1」を初出展。コンパクトなサイズの中に,同社の画像処理技術による高解像度と使いやすさをパッケージして,病院やクリニックでの幅広い検査に対応できることをアピールした。また,これもITEM直前にリリースされた同社のDRであるCALNEO Cシリーズの新画像処理ソフトウエア「Virtual Grid」を展示。画像処理によって散乱線成分を除去することでコントラストを向上しグリッドレスの撮影を可能にする。そのほか,マンモグラフィ「AMULET Innovality」や,トモシンセシス画像でトモ画像から2D画像を作成する“S-View”などの技術を紹介した。
ITコーナーでは,3D画像解析システム「SYNAPSE VINCENT」の最新のバージョン4のソフトウエアを中心に展示した。泌尿器科領域での腎臓の腹腔鏡下手術シミュレーション,頭部の神経線維や血管などを表示した開頭手術シミュレーションなどのほか,モバイル端末への対応などをアピールした。そのほかSYNAPSEの新機能として,画像認識技術を使った骨ラベリング,肝臓がんに対応したSYNAPSE CaseMatchなどを紹介した。
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富士フイルムメディカル株式会社
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