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ITEM2014 カナダ大使館カナダ・オンタリオ州よりサニーブルック研究所,プレオラ・テクノロジーズ社,トモグラフィックス社がカナダの最先端医療画像技術を紹介

2014-4-12

カナダ大使館ブース

カナダ大使館ブース

カナダ大使館ブースでは,オンタリオ州より来日したサニーブルック研究所,プレオラ・テクノロジーズ社,トモグラフィックス社が日本の企業やユーザーに向け,カナダの医療画像技術についてプレゼンテーションを行った。

プレゼンテーションでは,はじめにサニーブルック研究所のRaphael Ronen氏が,カナダ・オンタリオ州における医療画像の研究開発のトレンドを述べた。Ronen氏は,カナダでは政策上の優先事項として医療画像産業が推進されていることを説明した上で,特に超音波装置や画像誘導手術システムについての開発・研究が進んでいることを強調した。

Raphael Ronen氏(サニーブルック研究所)

Raphael Ronen氏
(サニーブルック研究所)

 

次にビデオ・インターフェイスの開発・販売を行うプレオラ・テクノロジーズ社の代表取締役社長,George Chambarlain氏が製品概要を述べた。同社が開発しているのは画像機器とコンピュータをつなぐframegraverと呼ばれる画像入力ボード。高性能かつ信頼性の高さに定評があり,外科手術における画像診断で効力を発揮する。本来は機器に組み込む装置だが,「external framegraver」と呼ばれる外部に設置できる装置も紹介された。また,すべての製品が標準化されているため,手術室のすべての機器のネットワーク化を進めることができ,設備投資の削減や投影システムの簡易化が期待できる。

最後に,トモグラフィックス社のマネージングダイレクター,Audrius Stundzia氏が,同社のワークステーション「Quantiva」とソフトウエアについて紹介した。QuantivaはスタンドアロンDICOM画像診断ビューワ。リアルタイムで画像ノイズを除去できる機能や,CT-PET画像融合システムのほか,3D MIPスラブという肺結節などの肺疾患の早期発見に役立つ機能を解説した。

X線撮影装置で組み込まれているプレオラ社のframegraver

X線撮影装置で組み込まれている
プレオラ社のframegraver

 

Audrius Stundzia氏(トモグラフィックス社)

Audrius Stundzia氏
(トモグラフィックス社)

external framegraver

external framegraver

 

3D MIPスラブ画像

3D MIPスラブ画像