2014-4-13
AZE ブース
AZEは,国内外からの来場者をおもてなしする思いを込めて,日本の離宮をイメージしたブースをデザイン。東屋に見立てたコーナーで製品を展示し,開発中の機能なども含め,各種アプリケーションをデモンストレーションをしながら紹介した。
読影効率の向上と読影医の負担軽減のために開発されたボリュームレジストレーションビューア「AZE Phoenix」の紹介コーナーでは,来場者は実際に操作をしながら,その有用性を確認していた。AZE Phoenixには,MRIやCTなどから生成される膨大で多様なボリュームデータを,より効率的に読影するための機能として,画像の種類を一目で判別するための“スマートタグ機能”や,ドラッグ操作だけで画像の種類を切り替えて読影できる“バーチャルシリーズ機能”が搭載されている。フィルム読影とは異なる,モニタ読影特有の課題を解決するこれらの機能を使って,画面上に自由に画像を設定することで,ルーチンの読影業務の負担軽減に貢献する。
3Dワークステーション「AZE VirtualPlace」の機能としては,開発中の逐次近似画像再構成応用技術“iIR(image-based Iterative Reconstruction)”や,CTやMRI用の多彩な解析機能が紹介された。
iIRは,ワークステーションで,ポストプロセスに画像のノイズ低減を行える新技術。RSNA2013の時点では,複数フェーズの画像を用いるCT Perfusionへの適用が紹介されていたが,今回は単一フェイズ画像への適用も可能な“iIR Σ”(仮)を紹介。これによりパーフュージョン検査以外の検査への適用も可能となり,現在,開発が続けられている。
CTアプリケーションは,冠動脈CTとSPECTをフュージョンするFusion EXの改良版や,心筋領域分割機能や肺野解析,CTC解析への追加機能など,開発中の機能も含めて多数紹介された(2014年7月頃にリリース予定)。MRIでは,Wash-out MapやDWI解析が紹介され,これらの機能については,12日(土)に行われたJRSランチョンセミナー6にて,片平和博氏(国家公務員共済組合連合会熊本中央病院放射線診断科部長)が講演を行った。
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