2013-4-24
パナソニックメディカルソリューションズ /
パナソニックヘルスケアブース
「Plissimo」シリーズを展開するパナソニック メディカルソリューションズは,診療所向けに電子カルテシステムなどを展開するパナソニック ヘルスケアとともに,画像・映像技術を用いた最新のソリューションを来場者にアピールした。
「Plissimo」シリーズとしては,病院向け多機能PACS「Plissimo EX」,マンモグラフィ専用画像診断ワークステーション「Plissimo MG」,診療所向けのパッケージPACS「Plissimo AR」,嚥下検査保管システム「Plissimo AG」,DICOM画像入力システム「Plissimo MP」,DICOMゲートウェイ「Plissimo GW」,手術支援画像システム「Plissimo Era」を展示した。
また,パナソニック ヘルスケアの電子カルテシステムとPACSの一体型システム「Medicom-HR II Plissimo」を出品。これに頸部血管検査向けの超音波診断装置「CardioHealth Station」を組み合わせた診療所向けソリューションのデモンストレーションを行った。
一方,パナソニックグループの画像・映像分野の技術力を示すハードウエアとして,タブレットやモニタも数多く展示された。なかでも最も注目を集めたのは,参考出品された4Kタブレット。フルハイビジョンの4倍の面積となる3840ピクセル×2560ピクセルでの高精細画像を表示する。このほか,2Dと3DのLCDモニタ,インタラクティブディスプレイ,堅牢性に優れたノートPC「タフブック」,タブレット「タフパッド」が紹介された。(4月13日取材)
●病院内のフィルムレス環境を構築する多機能PACS「Plissimo EX」と操作性に優れた「Plissimo MG」
「Plissimo」シリーズの中心的な位置づけとなるPACS「Plissimo EX」は,DICOM 3.0に準拠しており,将来的なシステム拡張にも確実に対応する。院内に高速画像配信を行い,迅速な画像診断や参照を支援する。また,Web画像検索システムにより,過去画像もスピーディに表示できる。院内のフィルムレス化だけでなく,遠隔画像診断など地域医療連携のための機能を有しているほか,クラウドでの運用にも対応する。
マンモグラフィ専用画像診断ワークステーション「Plissimo MG」は,10ビット階調での高精細グレイスケール画像を表示。左右の胸壁の位置合わせや拡大率の自動調整,左右連動のズーム処理などが可能なほか,DICOM Mammography CAD SR表示にも対応している。さらに,過去画像検索もスピーディに行え,読影効率を向上。専用のインターフェイスを採用しており,優れた操作性を実現している。
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●電子カルテシステムとのシームレスな連携をPR
ブース内では,電子カルテシステムとの連携したソリューションも紹介していた。
病院向けとしては,「Plissimo EX」とパナソニック ヘルスケアの病院向け医事コンピュータ「Medicom-MC/XN」,シーエスアイの電子カルテシステム「MI・RA・Is/PX」がシームレスに連携し,カルテ端末からWebビューワを展開して画像参照するという運用形態が紹介された。
また,診療所向けには「Plissimo AR」とパナソニック ヘルスケアの電子カルテシステム「Medicom-DP/X・III」,医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HR II」を接続したデモンストレーションが行われたほか,「Medicom-HR II Plissimo」と「CardioHealth Station」との連携も紹介された。
●来場者の注目を集めた4Kタブレット
タブレットやモニタなどのハードウエア製品も来場者の注目を集めた。
なかでも,一番の話題となったのは,参考出品された世界初の20インチ4Kタブレットである。A3サイズのディスプレイに3840ピクセル×2560ピクセルの高精細画像を表示。PACSや電子カルテシステムそれぞれのウインドウを並べて表示できる。本体は薄さ10.8mmで,壁に掛けてシャウカステンのように利用したり,診察室や病棟で持ち歩いて患者説明に用いたりすることができる。入力にはデジタルペンを使用し,OSはWindows 8を搭載している。
また,カンファレンスに適したインタラクティブディスプレイも展示した。デジタルペンでディスプレイに書き込むことができるので,カンファレンスなどでの効果的な説明に役立つ。モニタ,ディスプレイについては,このほか2Dと3DのLCDモニタも展示した。3D LCDモニタは手術シミュレーション画像を3D表示するほか,術中画像とシミュレーション画像を同時に表示することで,安全な手技のサポートにつながる。
このほか,医療機関内で用いるノートPC「タフブック」やタブレット「タフパッド」のシリーズも披露された。軽量コンパクトな設計ながら,落下などの衝撃に耐えうる堅牢性が特長。医療分野に適した製品と言える。
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