2013-4-13
小松研一 会長
2013国際用画像総合展(ITEM in JRC)初日の4月12日(金),主催者の一般社団法人日本画像医療システム工業会(JIRA)は恒例の記者発表会を開催した。
記者発表会では,小松研一会長が,2020年の画像医療システム産業を想定した将来ビジョンである「JIRA 画像医療システム産業ビジョン2020」を発表した。小松会長は,わが国では少子高齢化による医療・健康市場の成長や,グローバル市場のボーダレス化,多様化などの現状を説明。その上で,将来の医療への貢献やグローバルな事業拡大を図るためのビジョンとして,次の4項目を示した。
1. 少子高齢化にあって世界に先駆けた医療イノベーションを実現
2. 予防・健診・診断・治療から,広くヘルスケアの領域で,質の高い医療環境を実現
3. ICTの利活用促進により医療の質向上と医療機器産業拡大
4. 日本ならではの医療,医療システムを世界に提供
これを踏まえて,2013年度は,新産業創出のための環境整備,国際化の推進,産業成長のための積極的な施策提言活動の推進,中小・IT企業会員を主体とした企業振興活動の充実,JIRA基盤活動の充実と事業拡大に向けた活動強化,の5項目を重点事業活動に掲げて活動を展開する。
JIRAでは,このビジョンを会員企業や医療関係者,国民になどに示し,さらに活動を活性化させて,画像医療システム産業の強化と拡大を図っていくという。