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2012-3-15

●担当者からのメッセージ

ITEM2012では「選ばれるRadiology system」をテーマに，フィルムレス運用や快適な読影・画像参照環境を提供する多くの製品を展示します。また，PACSだけでなく，院内におけるすべての検査情報や文書を管理するシステムや地域連携システムといった，医療現場の支援を担うシステムをご覧いただけます。ぜひ，ご来場ください。

●主な展示製品

■EV Insite net

使いやすさにこだわり続けて開発されてきたPACS「EV Insite net」。各診療科医や院内スタッフにわかりやすくやさしいPACSとして，フィルムレス運用における画像管理の主軸を担います。中でも読影用ビューワー「EV Insite R」は，放射線科の先生方の専門的な要求に応えるべく多彩な機能を搭載し，快適な読影環境を築くため進化をし続けています。
ここ数年，医療の現場でもタブレット型端末やスマートフォンなどのモバイル機器が急速に普及していることを受け開発された院内画像参照用「Insite Pad」や緊急遠隔読影用「Insite Pad EM Edition」は，便利で手軽なタブレット型端末の特性を最大限に活かした機能と，モバイル端末がゆえの脅威を防ぐセキュリティ技術や運用ノウハウを合わせた，安心かつ安全な製品となっています。
また，フランスのイントラセンス社と提携し販売する「EV Insite Myrian3D-ExpertVL」は，ボリュームレンダリングやボリュームメトリーをEV Insiteの端末上で手軽に行なえる機能を備えます。

■ティーチングファイル

カンファレンスや教育・研究に役立つティーチングファイルEV Paletteは，あらゆるデータを直観的に配置するインターフェースを持ち，これまでにない操作感を実現しています。その基本となる機能の一つが，読影状態を保存したファイルをシームレスに扱える点です。類似症例や稀な症例などの気になった症例をまとめておき，それらをすぐにビューワーへ展開することができます。もちろん，展開された画像はシリーズとしてEV Insite上に表示されるのでページングも自在です。ティーチングファイルとPACSを融合させることにより，フィルムレス時代の症例管理を効率よく行なうことが可能となっています。

■検像システム

検像システム「EV Confirm」は，フィルムレスが始まった当初から検像業務の重要性に着目して開発されてきました。操作面では，わかりやすい画面構成と各種アイコン，検査リストのステータス表示など，放射線部門のスタッフがストレスを感じることなく撮影を実施できるように工夫されています。ビューワーライクな画像操作のほかに，変更履歴をEV Insite 上でも確認することが可能となっています。診療画像の品質を担保するための機能が充実しています。

■レポートシステム，RIS

そのほか欠かせないのが，レポートシステムとのキー画像連携です。ピー･エス･ピーのシステムは，通常の画像貼り付けだけでなく，選択範囲のみや画面状態の貼り付けができます。展開の際はダブルクリックをするだけの簡単操作で，EV Insiteにキー画像から始まるシリーズが表示されます。
また，RIS「ARIStation」から過去画像を参照できることにより，撮影のポイントや注意点を把握しやすくなっています。時間の短縮，撮影の質の向上に加え，上記の検像システムも合わせ，スタッフ間で撮影技術を相互に学ぶことも可能です。

■地域連携システム

ピー･エス･ピーでは，中核病院を軸に，診療画像を中心とした地域連携システムの構築にも力を注いでいます。放射線画像だけでなく内視鏡・超音波診断装置・眼底検査・心電図などの院内の画像や文書を一元管理するポータルシステム「Portal Space Ace（PSpace）」を，地域の情報連携でも活用し，患者の検査情報の共有を実現します。紹介元施設から紹介先施設の検査画像の参照が可能なオンライン連携や，CDデータの取り込みと書き出しで画像を扱うオフライン連携（IHEのPMI・PDIに準拠）など，現場で求められているニーズに耳をかたむけ，より良いシステムづくりを提案しています。

●産学連携セミナー

JRC2012産学連携セミナー4：
「PACSが伸ばす，個人の臨床力・施設の総合力　－精度と効率の両立を支える技術－」
日時：4月13日（金） 17:00～18:00
会場：パシフィコ横浜　会議センター304
座長：聖路加国際病院　放射線科　　部長　齋田　幸久先生
演者：信州大学　医学部画像医学講座　　准教授　上田　和彦先生

●ランチョンセミナー情報

ランチョンセミナー28：
「－備えあれば憂いなし－　これからの画像診断テクニック」
日時：4月15日（日） 12:00～12:50
会場：パシフィコ横浜　会議センター311+312
司会：滋賀医科大学　放射線医学講座　　教授　村田　喜代史先生
演者：金沢大学大学院医学系研究科　経血管診療学　　准教授　蒲田　敏文先生
演者：信州大学　医学部画像医学講座　　准教授　上田　和彦先生