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アドバンスト・メディア,AI音声認識「AmiVoice」を活用し医療現場の負担を軽減する最新の取り組みを紹介

2024-7-17

AmiVoiceを活用した最新の取り組みを紹介したアドバンスト・メディア

AmiVoiceを活用した最新の取り組みを
紹介したアドバンスト・メディア

AI音声認識「AmiVoice」を活用したシステムやサービスで医療現場のDXを推進するアドバンスト・メディアは,医療分野向けの製品に加え,共同研究・開発を進めている技術など,最新の取り組みを紹介した。

済生会熊本病院と共同開発を進めているのが,AmiVoiceを活用した対話型看護アシストシステム(参考展示)である。モバイルデバイスのアプリに,患者の禁忌・アレルギーなどを質問すると,発話内容を解析し,電子カルテやDWHのデータを基にテキストで回答する。さまざまな画面を見て患者の情報を収集するのに比べ,効率的に情報を把握することができる。また,検査オーダ情報表示機能やリマインダー機能の搭載も予定している。

対話型看護アシストシステム(参考展示)

対話型看護アシストシステム(参考展示)

 

AmiVoiceと生成AI「ChatGPT」を組み合わせた院内ドキュメント検索システムも参考展示した。看護のケアや手技,検査の手順書などの院内ドキュメントを学習させ,「NST介入スクリーニング手順について教えて」のように発話した質問・キーワードから,ChatGPTにより検索し,回答と引用元を出力する。「えーと」「そうそう」など検索には不要な言葉が入るような,自然でカジュアルな話し方であっても検索することができる。

院内ドキュメント検索システム(参考展示)

院内ドキュメント検索システム(参考展示)

 

ブースではこのほかにも,AI音声認識ワークシェアリングシステム「AmiVoice iNote」を導入し,患者支援センターや救急外来,循環器病で院内DXを進めている日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院などの事例を紹介し,AmiVoiceによる業務改善をアピールした。

院内ドキュメント検索システムはモック版システムでデモを実施

院内ドキュメント検索システムはモック版システムでデモを実施