2022-7-15
医療支援クラウドサービス「LOOKREC」を
紹介したエムネスブース
エムネスは,医療支援クラウドサービス「LOOKREC」を紹介した。放射線部門の読影業務を効率化し,放射線科医などの働き方改革に寄与する。同社は遠隔画像診断を行う企業であり,読影,レポート作成などの業務を効率化するために開発された遠隔読影システムをLOOKRECとして提供している。LOOKRECの最大の特長はGoogle Cloudを用いて,医用画像の管理と共有を行えること。クラウド上にデータを保管して,ブラウザベースの画像ビューワで読影・参照できる。CT,MRI,X線画像などのDICOMデータ以外の超音波画像や心電図,内視鏡画像などもDICIM変換して一元的に管理可能だ。ユーザーは,インターネット回線と操作用端末,Googleアカウントがあれば利用できる。そのため,施設外の自宅など外部からも,安全に読影や参照を行える。ブースでは,胸部X線画像,胃部X線画像に対応した健診読影専門ビューワ“LOOKREC Screening”も紹介した。
LOOKRECは,高速かつスムーズに画像を表示し,テキスト入力も省力化。少ないクリック数でレポートを作成できる。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行により放射線科医のリモートワークが広がったほか,医師の働き方改革への対応など,施設外から画像を閲覧したいというニーズは高まっている。LOOKRECは,クラウドベースのため導入・運用のハードルも低く,多くの医療機関の要望に応えるサービスと言える。