2018-7-12
「テクノロジーが映し出す変わりゆく医療の今と未来
〜メディカルIT最新事情〜」のコーナー
今回の国際モダンホスピタルショウ2018では,展示構成が変更された。前回あった「医療連携・セキュリティ対策ゾーン」「医用画像・映像ソリューションゾーン」は,「医療情報システムゾーン」に統合され,「医療機器ゾーン」「看護ゾーン」「介護・福祉・リハビリゾーン」「健診・ヘルスケアゾーン」「施設環境・アメニティゾーン」の6ゾーン構成となった。また,主催者企画展示では,保健・医療・福祉 部会の「快適な職場環境づくりのために」と医療情報部会の「テクノロジーが映し出す変わりゆく医療の今と未来〜メディカルIT最新事情〜」が用意された。
「テクノロジーが映し出す変わりゆく医療の今と未来〜メディカルIT最新事情〜」では,日本国内でのオンライン診療や地域包括ケアに関するサービス,ソリューション,海外の技術や導入事例が紹介された。
北原国際病院などを運営する東京都八王子市の医療法人社団KNIでは,持続可能な医療を実現する取り組みをPRした。その一つ「北原トータルライフサポート倶楽部」では,同院の患者が会員登録すると,医療だけでなく日常生活に関するサポートを受けられるようになる。例えば,電球の交換などを依頼すると,その取り替え作業のついでに,健康に関するサービスを受けるといったことも可能である。このほか,KNIでは,医療・生活情報などを一元管理する「デジタルリビングウィル」,AIやITを活用した業務環境である「デジタルホスピタル」なども展開している。また,MRT(株)のコーナー,オンライン診療サービスである「ポケットドクター」のデモンストレーションを行い,来場者の関心を集めた。
一方,海外事例としては,台湾嘉義市の市民向けPHR,イスラエル企業のITやデジタル技術,オランダのe-Healthの取り組みなどが展示された。