2018-7-12
ブラザー販売ブース
ブラザー販売は,「業務の効率化」と「コストカット」をテーマに,中小規模病院やクリニック向けの複合機やレーザープリンター,Web会議システム,モバイルプリンター,ラベルプリンターを展示した。
コストカットの目玉として展示したコンパクト複合機は,小型ながら約60万枚の高耐久,A4モノクロ印刷約50枚/分の高速印刷など高いスペックを有する。ブースでは,A4モノクロレーザー複合機「MFC-L6900W」を展示し,オーバースペックとなっている場合が多いクリニックでの大型複合機からの切り替えで,どのくらいコストカットをできるかのシミュレーションと併せて紹介した。例えば,月間25日稼働で,印刷枚数がモノクロ2600枚,カラー500枚の場合,大型複合機からブラザーのカラーレーザー複合機への切り替えで,5年間で約250万円のコストカットが見込めることをアピールした。なお,ブラザーのWebページでは,実際の利用状況に合わせて買い替えによるコストの変化を算出できる「コストシミュレーション」を公開している。
業務の効率化においては,レセプト印刷などに使う病院の受付用レーザープリンターについて,当日の出張保守を付けたプリンターの導入ではなく,保守なしでバックアップ機を導入する運用を提案した。バックアップ機運用では,総コストを抑えられるだけでなく,トラブル時も出張保守を待たずに,プリンターを切り替えて業務を続けられるメリットを得られる。会場では,レセプトチェック用印刷にも使える耐久枚数約60万枚,印刷スピードA4モノクロ約50枚/分のA4モノクロレーザープリンター「HL-L6400DW」と,耐久枚数約30万枚のA4モノクロレーザープリンター「HL-L5100DN」の2機種を展示した。
スタッフステーション用複合機として,大容量インクを搭載するA4インクジェット複合機「DCP-J983N」と,印刷スピードが約34枚/分に高速化した新製品のA4モノクロレーザー複合機「DCP-L2535D」を紹介した。小型化と印刷速度の向上で,各スタッフステーションへの設置を可能にし,コピーや印刷のための無駄な移動時間をなくして効率化に貢献する。
また,併せてユーザーに無料で提供される機器管理ツール「BRAdmin(ビーアールアドミン)」を紹介した。同じネットワーク上にある複合機やプリンターのステータスを一元管理・確認することができ,トラブル発生時の管理担当者の負担軽減,対応の迅速化を支援する。また,ページカウントやカラー/モノクロの使用状況も確認できるため,運用や機器の最適化など経営改善にも役立てることができる。
ブラザー販売では,遠隔カンファレンス用としてWeb会議システム「オムニジョイン」を提供しており,ブースでは名古屋の拠点とつないでデモンストレーション展示を行った。オムニジョインは,PCやiOS・Android端末とインターネット環境があれば初期費用は不要で,プラン,アカウント数に応じた利用料でWeb会議を始められる。特長は,フルHDに対応した高画質とTLS1.2などに準拠した高いセキュリティで,症例画像や患者情報などを扱う医療カンファレンスでも利用できる。ブースでは,多拠点を有する医療法人で,症例カンファレンスや若手スタッフの勉強会,法人内の経営会議などに活用されている事例も紹介した。
モバイルプリンターやラベルプリンターを紹介するコーナーでは,感熱式のモバイルプリンターPocket Jetシリーズ「PJ-763MFi」(iPhone/iPad/Windows,Bluetooth対応モデル)や,2018年4月に発売した,受付カウンターにも置きやすいコンパクトなお薬手帳ラベル用感熱ラベルプリンター「QL-1115NWB」などを展示した。モバイルプリンターPJ-763MFiは,約610gの軽量・コンパクト設計で,患者宅や老健への訪問にも持ち運びやすく,1回の充電でA4書類を約600枚印刷可能である。また,インクジェットタイプのモバイルプリンターと比較し,起動時間が短く,スイッチを入れてから迅速に印刷できる点がユーザーに高く評価されている。処方せんや紹介状の印刷だけでなく,カルテやその日の診療内容を印刷して患者宅にファイリングしておくことで,ケアマネジャーや訪問看護師,家族とも情報を共有でき,多職種で患者をケアする在宅医療をサポートする。
●お問い合わせ先
社名:ブラザー販売株式会社 ビジネスソリューション事業部 ソリューション推進部 医療G
住所:〒104-0031 東京都中央区京橋3-3-8
TEL:03-3274-7607
URL:http://www.brother.co.jp