2016-7-14
ファインデックスブース
ファインデックスは,部門システムや診療支援システムを展開し,電子カルテシステムを中心とした医療機関のIT化をサポートするソリューションを提案した。
画像ファイリングシステムの「Claio」は,DICOM画像や眼科や耳鼻咽喉科などから発生する画像,JPEG,PDFなどの非DICOMデータを一元的に統合管理する。各データは,検査種別,時系列にサムネイル画像がマトリックス表示され,参照したい画像を直感的に選ぶことが可能である。他社の電子カルテシステムともシームレスに連携。院内各所の電子カルテシステム端末から画像参照が行える。
また,診療記事記載システム「C-Note」は電子カルテシステムの診療録だけでは不足している内容を追記できるシステム。記載した内容は電子カルテシステムに取り込まれ,対象となる患者の画面上で参照できる。
文書作成システムの「DocuMaker」は,生命保険協会の認定を受けており,診断書などの文書類を容易に作成できるフォーマットを提供する。そのほか,医療費助成などの公的文書をはじめ院内で発生する文書のフォーマットを用意し,またユーザー自らもフォーマットを作成することも可能である。さらに,外部からの紹介状などの紙文書を取り込み,デジタル化する「C-Scan」はe文書法に対応。DocuMakerとC-Scanで医療機関内で発生する文書の作成から管理までをトータルで効率的に管理する。
可搬電子媒体入出力システム「PDI+MoveBy」は,外部から持ち込まれた放射線検査画像を取り込むシステム。医事課においてCDなどの可搬電子媒体を受け取り,ウイルスチェックを行った上で,画像を取り込む。これにより,診療放射線技師の業務を省力化する。取り込んだ画像は,可搬電子媒体に付属するビューワではなく,PDI+MoveByのビューワで参照可能。医師は使い慣れた環境で画像を確認できる。
周産期システムの「MapleNote」は,周産期における検診データを一元的に管理する。超音波画像などを時系列にマトリックス表示することで,経過がわかりやすくなっている。また,出生証明書などの文書を作成する機能も搭載している。
このほか,ブース内では,放射線部門システムの「ProRad RIS」や放射線レポートシステムの「ProRad RS」,診療所向けの電子カルテシステムの「REMORA」,AOSモバイル(株)のチャットツール「InCircle」を活用した緊急時画像参照ソリューションなどを紹介した。