2016-7-15
アドバンスト・メディアブース
アドバンスト・メディアの音声入力システム「AmiVoice Ex7」は,全国約5000施設で導入され,1万6500のライセンス数を誇る。医療分野の音声入力システムとしては 定番と言える製品である。スタンドアローン版とサーバ・クライアント版があり,搭載する辞書ごとにパッケージ化。放射線科向けには「AmiVoice Ex7 Rad」,診療所向けには「AmiVoice Ex7 Clinic」など,診療科別,目的別に豊富なパッケージをラインナップしている。新製品としては,2015年夏に介護施設向けの「AmiVoice Ex7 Care」をリリースした。また,AmiVoice Ex7の新機能としては,新たに“穴埋めテンプレート”を搭載した。これは,例えば薬品名を音声入力した際に,薬品名だけでなく,用量や回数などを入力しやすくするために単位までを追記するもの。これにより,入力時間の短縮化と省力化が図れ,効率的な入力が行える。
このほか,ユーザーのニーズに応じて,ワイヤレスマイク「SpeechMike Air LFH3000」やワイヤレスヘッドセットとフットスイッチの組み合わせなど,入力デバイスを選択することができることもPRされた。
ブース内では,クラウド型の「AmiVoice CLx」のデモンストレーションも行われた。クラウド上の「AmiVoice Medical Databank」で辞書を管理しており,インターネット環境があれば,ユーザーは医療機関内や自宅,出張先,往診先などから常に自分の使い慣れた辞書で音声入力を行える。
ブース内では,このほかにも現在開発中の技術として,「アミブラウザ」というWebブラウザのデモンストレーションを行った。モバイルデバイスのマイクから直接Webブラウザに音声入力ができるので,Webベースの電子カルテや画像ビューワ,レポートシステムへの入力も可能である。
さらに,法医学向けに手袋をしたままでも音声で所見入力やメニュー操作ができる「AmiVoice Forensics Medicine」を紹介していた。