2015-7-16
50周年を迎えた富士フイルムメディカルのブース
富士フイルムメディカルは,2015年4月に発売した統合診療支援プラットフォームの「CITA Clinical Finder」を中心にSYNAPSEやYahgeeなどのソリューションや,地域連携ソリューションでは「C@RNA Connect」や遠隔読影支援のシステムなどを紹介した。
CITAは,電子カルテとそれにつながるサブシステムだけでなく,院内のあらゆる部門システムの情報を統合的に管理でき,それらの情報を診療の場面や目的に応じて柔軟かつ素早く表示できる。診療のプロセスから把握できるクリニカルフロー機能や,必要な機能,画面を自由に組み合わせ,レイアウトできるメディカル・ガジェットでユーザーの目的に合わせてシステムを構成できる。
また,富士フイルムは2015年5月にVendor Neutral Archive(VNA)で豊富な実績と高い技術を持つアメリカのテラメディカ社を買収したが,ブースではそのコンセプトなどを紹介した。テラメディカ社は,2003年からVNAの販売を開始し,そのシステム設計と拡張性が高く評価されて米国の調査会社で賞を受賞し,全世界で300以上の病院に導入されている。PACSに保存されたデータの移行や,法人内や地域でのデータ連携や共有などのニーズが多くなるにつれ,今後,日本での必要性も高まってくることが予想されており,VNA導入のメリットなどをブースでアピールした。
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