2014-7-18
ファイルメーカーブース
ファイルメーカーは,今年もFileMakerプラットフォームによる医療向けソリューションを開発するパートナーによる製品・ソリューション展示を行った。iPhone&iPadのモバイル運用,クラウドやサーバホスティングによるサービスなど,施設内にとどまらず,臨床現場のさまざまなニーズに柔軟に対応できるFileMakerの特徴を生かした,多様なソリューションが紹介された。展示企業は次の通り。ジェネコム,バルーンヘルプ,イエスウイキャン,キー・プランニング,トップオフィスシステム,オネスト,スプラッシュ,テクニカルユニオン,テクノネットワーク(順不同)。
●テクノネットワーク「EZ Cabinet」
日医標準レセプトORCAと連携して患者基本情報や診療情報を取り込み、文書作成や処方箋の発行などを可能にする診療支援システム。EZ Cabinetで入力したデータを出力する印刷用レイアウトをそろえており、従来の紙カルテ運用を生かしながら、FileMakerによる情報の一元管理、効率化を実現する。
●スプラッシュ「Beluga クラウド 訪問診療支援」
訪問診療の患者情報管理や訪問スケジューリングなどで業務のサポートを行うBeluga(ベルーガ)のクラウド版を展示。FileMaker Serverをクラウド上におくことで、訪問先でのiPadを利用した情報参照や写真や動画の入力などよりスピーディな情報共有を可能にする。
●ジェネコム「病床管理・看護記録システムSPACE」
iPadに対応した病床管理システム。病床フロアマップ表示や病床の状態(空床・在床,予約)の色分け表示などビジュアルな画面設計で直感的でわかりやすい操作性を提供。基幹の病院情報システムなどから患者情報などを取り込み,看護経過記録などの入力を支援。
●イエスウィキャン「透析管理システム(認証くんPro)」
iPadとバーコードリーダーを利用して,透析での薬剤(注射薬やダイアライザー),ベッド,患者IDの3点認証を行い,取り違えのミスを防ぐ。電子カルテなどから情報を受け取り,透析ケアスケジュールの進捗管理や透析治療記録の作成などが可能。
●テクニカル・ユニオン「FileMakerホスティングサービス」
FileMakerデータベースの共有・公開が可能なホスティングサービスを提供。NTTコミュニケーションズのBizホスティングベーシックを利用し,セットアップからセキュリティ管理まで行う。CPU:2コア,メモリ4GB,ディスク100GBからで,月額2万8000円から利用可能。