2023-3-31
PHCホールディングス(株)(以下「PHCHD」 )は,傘下のウィーメックス(株)(以下「ウィーメックス」)が,富士フイルムヘルスケアシステムズ(株)(以下「富士フイルムヘルスケアシステムズ」)からの電子カルテ・レセプト関連事業の取得に合意したことを発表した。
2023年3月31日,ウィーメックスは,富士フイルムヘルスケアシステムズの親会社である富士フイルムヘルスケア(株)(以下「富士フイルムヘルスケア」)と株式譲渡契約を締結した。富士フイルムヘルスケアが新たに設立する完全子会社(以下「新会社」)に対して富士フイルムヘルスケアシステムズの電子カルテ・レセプト関連事業を承継させたうえで,ウィーメックスが新会社の全株式を取得する予定であり,取得時期は2023年10月を予定している。
PHCグループ(*1)は,糖尿病マネジメント,ヘルスケアソリューション,診断・ライフサイエンスの事業領域において,製品・サービスを提供するグローバルヘルスケア企業。中期経営計画「Value Creation Plan(FY22-25)」で成長領域として掲げる「デジタルヘルスソリューション」の下,PHCHD傘下であるPHC(株)のメディコム事業部とPHCメディコム(株)を統合したウィーメックスを設立(*2)し,2023年4月1日より事業を開始する。同社は,「メディコム」ブランドの医事コンピューターや電子カルテシステム,電子薬歴システムなどの医療情報システムの他に,薬局経営や特定保健指導の支援,遠隔医療システムなど,「医療DX」を推進するソリューションを提供する。
富士フイルムヘルスケアシステムズは,電子カルテ・レセプト関連事業として,国内の診療所向けに,電子カルテ,レセプトコンピューター,電子薬歴システムの開発・販売・保守サービスなどを提供している。ウィーメックスは,富士フイルムヘルスケアシステムズの電子カルテ・レセプト関連事業の取得を通じて,製品ポートフォリオを拡充していく。ウィーメックスが有するAPI連携の技術により医療情報システムをつなげ,ワンストップソリューションとなる新たなサービスを創造する。また,富士フイルムヘルスケアシステムズが電子カルテ・レセプト関連事業で培ってきたIT技術を活用し,ウィーメックスの「メディコム」ブランド等における経験を融合することで,付加価値の高い製品ラインアップと顧客基盤の拡大を目指すとともに,PHCグループの「デジタルヘルスソリューション」における事業成長を加速する。
PHCHDの代表取締役社長CEOを務める宮﨑 正次氏は,次のように述べている。「本日,富士フイルムヘルスケアシステムズからの電子カルテ・レセプト関連事業の取得に合意できたことを大変嬉しく思います。当社は,1972年に日本で初めて医事コンピューターを発売して以来,ヘルスケアIT事業の拡大により医療IT業界をリードしてきました。現在は,オンライン資格確認や電子処方箋に対応するソフトウェアなど,国の『医療DX』に向けた取り組みを推進するソリューションを提供しています。同社の電子カルテ・レセプト関連事業をウィーメックスが子会社化することにより,両事業のシナジーを活かした新たなソリューションを創造してまいります。そして,PHCグループのデジタルヘルスプラットフォームをより強固なものにすることで,中期経営計画『Value Creation Plan』の実現と,医療の効率化や費用対効果の改善に貢献してまいります。」
(*1)PHCHDとその傘下の事業子会社の総称
(*2)www.phchd.com/jp/news/2023/0111
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PHCホールディングス(株)
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