2022-4-11
キヤノンメディカルシステムズ(株)(以下キヤノンメディカル)とPSP(株)(以下 PSP)は,国内医療施設向けのヘルスケアITソリューションにおいて協業に向けた基本合意を締結した。
今回の提携により,キヤノンメディカルが有する「AI解析技術」や「3D処理技術」と,PSPが有する「読影用ビューアーソフトウェア」や「医療情報クラウドPACS」を組み合わせることで,画像診断医の業務効率を向上させ,より最適な読影支援ソリューションを提供していく。
両社はお互いの技術,製品を相互供給し,画像診断における読影品質の向上と効率化に貢献する。
【キヤノンメディカルが取り扱うPSP製品】
・読影用ビューアーソフトウェア EV Insite R
・医療クラウドPACS NOBORI
【PSPが取り扱うキヤノンメディカル製品】
・読影支援ソリューションAbierto Reading Support Solution
(Automation Platform, Findings Workflow,解析アプリケーション)
キヤノンメディカルはCT,MRI,超音波診断装置,X線診断装置などの画像診断装置をコアビジネスに,医用画像処理ワークステーション,医療情報統合管理システム等ヘルスケアITソリューションを提供し,画像診断領域の効率の高い医療の提供を支援している。
PSPはPACS(医用画像管理システム),RIS(放射線情報システム),PHR(パーソナルヘルスレコード)などのシステム開発・販売・保守を行うヘルスケアITソリューションベンダ。30年以上の知識と経験をもとに,常にユーザーに寄り添ったソリューション提供を目指している。
キヤノンメディカルとPSPは継続して,協業のシナジーを高め,医療現場のさらなる効率化を実現する医療ITソリューションを提供していく。
【製品紹介】
◆画像診断システム 読影用ビューアーソフトウェア EV Insite R 【PSP製品】
読影用ビューアーソフトウェア「EV Insite R」は,一貫した操作性と効率化された手順,豊富なカスタマイズ設定機能により,先生方一人ひとりの手に,目に,感覚に馴染むビューアー。毎日の読影作業はもちろんのこと,研究,カンファレンスやインフォームドコンセントまで様々な場面で使用でき,画像参照だけに留まらないソリューションが魅力である。
◆医療情報クラウドPACS NOBORI 【PSP製品】
医療情報クラウドPACS「NOBORI」は全国1100以上の施設で導入されており,クラウドPACS市場シェアNo.1(注1)のPACS。大容量の医療データは,必要な時にいつでも参照・共有・利用でき,国内複数のデータセンターにて暗号化や秘密分散処理するなど,安全な形で預かる。システムはデータセンター経由で常時監視されており,システム管理業務軽減や災害時等のBCP対策にも貢献する。また,遠隔読影や画像連携等のクラウドならではのサービスも充実しており,各医療機関のニーズに合わせた柔軟なソリューション提供が可能。
◆読影支援ソリューション Abierto Reading Support Solution 【キヤノンメディカル製品】
マルチベンダによるアプリケーションが搭載できるプラットフォーム「Automation Platform」では,CTなど画像診断装置で撮影された画像データを受信し,AI技術を用いて開発した解析アプリケーション(注2)を自動で起動する。そのアプリケーションの処理結果として病態に係わる情報,評価または診断を行うための情報をFinding Workflowに表示する。臨床における読影ワークフローの効率化を図る。
注1:PSP社調べ
注2:設計段階でAI技術を用いており,本システム自体に自己学習機能は有している。ソフトウェアが自動診断するものではない。
一般的名称:汎用画像診断ワークステーション用プログラム
販売名:Abierto SCAI−1AP
認証番号:302ABBZX00004000
●問い合わせ先
キヤノンメディカルシステムズ(株)
広報室
TEL 0287-26-5100
https://jp.medical.canon
PSP(株)営業統括本部 販売促進部
TEL 03-4346-3179
www.psp.co.jp