2014-9-1
キヤノンマーケティングジャパン(株)(以下キヤノンMJ)は,(株)AZE(以下AZE社)の全株式を取得したことを発表した。これにより,AZE社の得意領域である3D医療画像解析技術を生かした医療画像ソリューション事業を展開していく。
キヤノンMJグループは,中長期経営計画の成長戦略として事業の多角化とサービス事業会社化を掲げ,特に医療事業の強化・拡大に注力している。
キヤノンMJは2011年10月に医療市場で強力な営業基盤と販売網を持つ(株)エルクコーポレーション(現キヤノンライフケアソリューションズ(株))を完全子会社化し,2013年1月に自社開発のPACS(医用画像システム)「Primitus(プリミタス)シリーズ」を市場投入するなど,医療画像ソリューション事業を強化してきた。
今回,3D医療画像解析技術に強みを持つAZE社をグループに迎え入れ,AZE社の医療画像に特化した技術とキヤノンMJグループの医療ITシステムを融合することで,より付加価値の高い医療ソリューションを創出していく。
具体的には,医療業界で高い評価を得ており市場競争力の高い3D医療画像解析システムや読影専用ボリュームビューアなどを,AZE社の販売網に加えて医療事業中核企業のキヤノンライフケアソリューションズ(株)の広範な営業基盤で販売展開し,ビジネスを拡大させていく。また,AZE社の圧倒的な差別化技術と開発力を獲得することにより,既存のソリューションに加えクラウド型の医療画像解析サービスを今後展開していく上での大きな推進力となる。さらに,全国の国公立病院49施設を始めとする1,000施設以上のAZE社の有力顧客基盤に対し,キヤノンMJグループが保有するデジタルラジオグラフィCXDIなどの医療イメージング機器を販売展開することが可能になる。
キヤノンMJグループは2017年に医療事業全体で売上高400億円を達成することを目標に医療事業を強化・拡大させ,医療イメージング分野のリーディングカンパニーを目指していく。
●問い合わせ先
キヤノンマーケティングジャパン(株)
広報部広報第一グループ
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