2024-4-12
ソニー(株)が開発した高精細な立体映像(3DCG)を裸眼で見られる空間再現ディスプレイに,富士フイルム(株)(以下,富士フイルム)の3D画像解析システム「SYNAPSE VINCENT(シナプス ヴィンセント)*」が対応した。
(*SYNAPSE VINCENT Ver7.0」以上のバージョンで対応)
空間再現ディスプレイは,独自の高速ビジョンセンサーと視線認識技術により,画面を見る人の瞳の位置情報を把握し,立体映像をリアルタイムに生成して左右の目に届けるディスプレイ。医療業界においては,特に27型の『ELF-SR2』では実際の臓器を実物大の立体映像で観察することができ,臓器や血管等の複雑の直感的な理解を促すことが可能なため,医療教育等の目的で活用されている。一方,富士フイルムの「SYNAPSE VINCENT」はCTやMRIなどの断層画像から高精度な3D画像を描出し解析を行う3D画像解析システムであり,診断や治療の場で広く活用されている。
今回,「SYNAPSE VINCENT」の新バージョンである「SYNAPSE VINCENT Ver7.0」において,空間再現ディスプレイ上での立体表示を可能にする専用クライアントの提供が開始された。これにより,3D画像を特別な眼鏡やスコープを必要とせず裸眼で観察することが可能になり,術前のカンファレンスや患者への手術内容の説明時など様々なシーンで活用いただくことが期待される。
●空間再現ディスプレイ 製品情報はこちら:
https://www.sony.jp/spatial-reality-display/
●問い合わせ先
ソニー(株)
https://www.sony.co.jp/