2023-12-6
(株)USEN-NEXT HOLDINGSのグループ会社である(株)アルメックス(以下,同社)は,次世代型多機能受付機『Sma-pa TERMINAL(スマパターミナル)』とオンライン資格確認対応顔認証付きカードリーダー『マイナタッチ』の連携を,2023年12月5日(火)より全国の病院へ本格的に提供を開始する。
地方独立行政法人 総合病院 国保旭中央病院には本連携を先行導入し,運用を行っている。患者の利便性向上および窓口スタッフ様の業務負担軽減に貢献し,病院DXの推進を支援していく。
※自社調べ
『Sma-pa TERMINAL』と『マイナタッチ』連携の背景・効果
従来,医療機関における健康保険証の確認は,窓口スタッフが目視で確認・登録作業を行っていたが,マイナンバーカードを利用したオンライン資格確認対応顔認証付きカードリーダーの普及により,作業の自動化が進んでいる。
しかしながら,再来受付機を利用する場合は,受付後,再度窓口へ並び健康保険証や,マイナンバーカードによる資格確認も行う必要があるため,患者にとっては二度手間となり負担がかかることが課題であった。
『Sma-pa TERMINAL』と『マイナタッチ』の連携により,一カ所で受付と資格確認が可能になり,患者の利便性はもとより窓口スタッフの資格確認業務の負担軽減に大きく寄与する。また,診察券を利用し受付を行っている場合には,マイナンバーカードのみで受付~資格確認までを行うことが可能となる。
国保旭中央病院への先行導入・運用
国保旭中央病院は,1日に2,430人の外来患者が利用する日本でも有数の大病院。国保旭中央病院に9月より『Sma-pa TERMINAL』と『マイナタッチ』の連携を12台先行導入し,運用を行ってきた。病院では,多くの患者が来院するため,受付プロセス改善が極めて重要な課題となっていたが,今回の導入で患者の動線がスムーズになり,受付プロセスも短縮された。
診療支援・企画情報局 医療情報室 金谷氏のコメント
再来受付機とオンライン資格確認端末の連携により,患者さんの受付プロセスが短縮されたほか,保険証の確認がマイナンバーカードによって行われるため,データの正確性が向上しました。
日本初である再来受付機とオンライン資格確認端末連動の運用が実現したことは,日本の医療機関において画期的な取り組みであり,DXによる人手不足解消や働き方改革にも大きく寄与するものと考えています。
製品概要
『Sma-pa TERMINAL』
情報やサービスの提供,各種の支払いや手続きなどに用いられているKIOSK端末の機能を,病院のオペレーションに合わせて,保険証確認,再来受付,診療費後払いシステムなどから自由に組み合わせることができる製品。
https://almex.jp/mc/products/examination/smapa-terminal.html
『マイナタッチ』
マイナンバーカードを利用したオンライン資格確認対応の顔認証付きカードリーダーとして認証を受けた製品で,2021年10月より運用を開始している。医療機関で受付時,本人確認や保険資格の確認に活用できる。
https://almex.jp/mc/products/examination/mynatouch.html
同社が提供する再来受付機『APS-NEXT』や『APS-3300M』でも,『マイナタッチ』との連携を予定しており,今後も病院DXの推進を支援していく。
●問い合わせ先
(株)USEN-NEXT HOLDINGS
https://usen-next.co.jp/