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フォーネスライフ,デジタルヘルスケアサービス「フォーネスビジュアス」 認知症発症リスク予測をリリース少量の血液でタンパク質を分析し,将来の発症リスクを可視化

2022-10-26

今の血液で将来の疾病の発症確率を予測する検査サービス(注1)を,医療機関を通して提供するフォーネスライフ(株)は,デジタルヘルスケアサービス「フォーネスビジュアス(FonesVisuas)」に,検査日から20年以内に認知症が発症するリスクを予測する検査項目を新たに追加し,10月26日から取り扱い医療機関で順次提供を開始する。

フォーネスビジュアス

 

「フォーネスビジュアス」は「早期発見よりもっと早く」のコンセプトのもと,少量の血液で約7,000種類のタンパク質を一度に測定する日本初の技術を活用した検査サービスを2020年に提供開始(注2)し,これまで心筋梗塞や脳卒中,肺がんの将来の発症リスクを可視化し,生活習慣の改善を含めたトータルサポートをしてきた。

今回新たに追加する認知症の検査は,特定の集団を長期間にわたって追跡した欧米の研究(注3)において,採血・収集された血液中のタンパク質を分析・統計解析して開発した。20年以内の認知症発症リスクを4区分で判定し,『発症リスク(%)』と,検査開発における平均と比較して「何倍発症しやすいか」を意味する『発症リスク倍率』で示す。なお,本サービスは NECソリューションイノベータ(株)が取り組む名古屋大学・国立長寿医療研究センターとの共同研究や専門医などの評価を受けて,日本人への適用の妥当性を確認した。

検査結果

 

【背景】

「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」(注4)では,2025年には65歳以上の人口は3,600万人以上にのぼり,うち19%(約5人に1人)が認知症を発症するという推計がある。また,2040年には総人口の約35%にあたる3,900万人以上が 65歳以上になると推計され,高齢化の進展とともに,認知症患者数の増加が予測されている(注5)
厚生労働省の調査(注6)によると,要介護者において介護が必要となった主な原因として,「認知症」が24.3%で最も多く,発症した患者だけでなく,その家族にも負担がかかることが少なくない。介護生活につながる要因のひとつである認知症を予防することで健康寿命を延ばし,高齢者が自立した生活を送ることが重要視されている。
そこで,今回フォーネスライフは,「フォーネスビジュアス」の「将来の疾患予測」の検査項目に新たに認知症発症リスクを追加した。

【サービスの概要】

1. 約 7,000 種類の血中タンパク質測定によるリスク予測
少量の血液で,約7,000種類のタンパク質を一度に測定する日本初の技術を活用している。心筋梗塞や脳卒中,肺がんなどの疾病に加え,今回新たに認知症を追加した。7,000種類のタンパク質のうち25種類の血中タンパク質のパターンを分析することで,“認知症が20年以内に発症するリスク”を判定する。また,「フォーネスビジュアス」の検査項目を増やす取り組みも推進し,今後乳がんや胃がん,すい臓がんなどの検査項目を増やすなど,将来的には50以上の疾病のリスク予測の実現を目指している。

2. 「生活習慣フォロー・改善アプリ」の提供
「フォーネスビジュアス」のスマートフォン向け専用アプリ(注7)で生活習慣改善メニューを提供し,健康への意識を高めて日々の取り組みを支援している。
さらに今後,小型脳活動センサーで脳の活動状態を計りながら,自分に合った脳のトレーニングをスマートフォンアプリで行うことができる,(株) NeU の Active Brain CLUB と組み合わせたサービスの提供も予定している。本サービスは小型脳活動センサーで脳波を計り,脳の活動をリアルタイムに見える化することで,脳の状態を意識しながら,自分にあった脳のトレーニングを行うことができる。Active Brain CLUB 専用アプリは,(株) NeU 取締役 CTO 川島隆太博士による脳科学研究の成果に基づき設計されている。
川島隆太プロフィール:東北大学加齢医学研究所所長
研究テーマ:脳機能イメージング

3. コンシェルジュサービスによる健康相談
認知症の発症には,ライフスタイルが大きく関わるとされ,WHOによる予防ガイドライン(注8)でも,生活習慣病の適切な管理および生活習慣の改善が推奨されている。
本サービスでは,検査結果をもとに,保健師の資格を持つコンシェルジュと食事や運動などの生活習慣の改善に関してオンラインで相談(注9)し,具体的な改善メニューの提案を受けることができる。

【価格および販売目標】
フォーネスビジュアス(認知症発症リスク予測)は,フォーネスライフオンラインマーケットで先行申し込み限定価格にて受付中。詳細は以下。
URL : https://foneslife.com/special/fonesvisuas-2210c-lp/

フォーネスビジュアス(心筋梗塞・脳卒中/肺がんリスク予測)は,「Makuake(マクアケ)」にて販売中(数量限定特別価格)。詳細は以下。
URL:https://www.makuake.com/project/fonesvisuas/

※この検査に健康保険は適用されない。

フォーネスビジュアス販売目標: 2025年度までに300万人の利用を目指す。

フォーネスライフは,本サービスを通して,“今”と“将来”の健康状態,病気にかかるリスクを分かりやすく可視化し,個々に合った改善策を提案することで,人々の健康を支えるとともに,“当たり前に病気を予防できる未来”の実現を目指していく。

【自治体向けのサービス展開予定】
自治体向けのサービス展開として,地域住民・地域企業に対して「フォーネスビジュアス」のスマートフォン向け専用アプリ,およびフォーネスビジュアス検査を提供する。現在は熊本県荒尾市と共に,認知症も含めた本サービスの保健・介護事業への導入準備を進めており,今後他の自治体にも展開していく予定。

【フォーネスビジュアス検査(認知症発症リスク予測)取り扱い医療機関】
■先行取り扱い開始医療機関
・あたまと体のヘルスケア・クリニック神田
東京都千代田区神田須田町 1-10-42 エスペランサ神田須田町 2F
・オリエンタル上野健診センター
東京都台東区上野 1-20-11 上野鈴乃屋本店ビル 地下 1 階
・オリエンタルクリニック
愛知県名古屋市千種区今池 1-8-5
・名古屋ステーションクリニック
愛知県名古屋市中村区名駅 4-6-17 名古屋ビルディング 8,9 階
・堂島ライフケアクリニック
大阪府大阪市北区曽根崎新地 1-3-16 京富ビル 4F
・オリエンタル労働衛生協会 大阪支部(大阪健診センター)
大阪府大阪市中央区久太郎町 1-9-26 LUCID SQUARE SENBA

■2023年1月からの取り扱い開始医療機関
・恵佑会第2病院
北海道札幌市白石区本通 13 丁目北 7 番 1 号
・金沢古府記念病院
石川県金沢市古府 1 丁目 150
・高松紺屋町クリニック
香川県高松市紺屋町 5-3
・青木優美クリニック
福岡県福岡市博多区博多駅東 2-5-33 ゲートスクエア博多駅前 3F

なお,認知症発症リスクの提供開始に伴い,取り扱い医療機関を募集している。資料の請求や導入に関する問い合わせは,メールもしくは下記問い合わせフォームよりにて受付。

<メールでのお問い合わせ>
Email:contact@foneslife.com

<医療関係者専用お問い合わせフォーム>
URL:https://medical.foneslife.com/contact/

(注1) 約7,000 種類のタンパク質を一度に測定するSomaLogic社の技術を活用した,日本で初めての検査。心筋梗塞や脳卒中などの疾病と血中タンパク質の関係性を明らかにするため,幅広い分野の専門家の協力を得ながら,国内外の研究データを活用している。複数のタンパク質を総合的に評価することで,1つ1つを個別に評価するだけでは分からなかった,“今”と“将来”の健康状態,病気にかかるリスクを可視化し,医療機関の医師を通して提供する。
※ SomaLogic(ソマロジック)社の解析技術を活用した検査は,日本国内ではフォーネスビジュアスが初めてかつ唯一。
※ 本検査は,個人が医療機関を受診することで利用できる。検査結果は,医療機関の医師の診療として個人に提供される。
※ 医師の判断によることなく,本検査の結果を,疾病の診断・治療・予防等に用いることはできない。診医療機関の医師と相談のうえ,健康改善に役立てる。
※ 本検査は,その結果の正確性や,他の検査方法と同等の結果の提供を保証するものではない。
※ 疾患予測は,将来の発症リスクを評価するものであり,現在の疾病の罹患状況を判定するものではない。
※ 将来の疾患予測に関する検査結果は,生涯にわたってのリスクを予測するものではない。
※ 採血時間の指定及び食事制限はない。

(注2) 2020年12月2日配信プレスリリース「フォーネスビジュアスを提供開始」
https://foneslife.com/news/20201130-1/

(注3) the Atherosclerosis Risk in Communities study
https://sites.cscc.unc.edu/aric/

(注4)出典:日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究
二宮利治:厚生労働科学特別研究(2014)
https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2014/141031/201405037A/201405037A0001.pdf

(注5)出典:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」
http://www.ipss.go.jp/pp-zenkoku/j/zenkoku2017/pp_zenkoku2017.asp

(注6)出典:厚生労働省「2019年国民生活基礎調査の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html

(注7)アプリは,利用者の生活習慣の改善,健康意識の向上を目的としており,疾病の予防,診断,治療等を目的とするものではない。

(注8) 出典:World Health Organization「RISK REDUCTION OF COGNITIVE DECLINE AND DEMENTIA(2019)」
https://www.who.int/publications/i/item/9789241550543

(注9)健康相談は,利用者の生活習慣の改善,健康意識の向上のための一般的な医学情報の提供を目的としており,疾病の診断,治療その他利用者の個別的な状態を踏まえた医学的判断を行うものではない。

<「フォーネスビジュアス」について>
URL:https://foneslife.com/service/diseaserisk_measurement/

 

●問い合わせ先
フォーネスライフ マーケティング本部
E-Mail:contact@foneslife.com
https://foneslife.com/