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富士フイルムシステムサービス,看護師・ソーシャルワーカー養成校向け実習支援システムを提供開始学生・教員・実習先指導者の3者間における円滑なコミュニケーションを支援

2022-7-28

富士フイルムシステムサービス(株)は,看護師養成校およびソーシャルワーカー養成校における現場実習の際に,学生・教員・実習先指導者の3者間における円滑なコミュニケーションを支援する「臨地実習支援システム」「ソーシャルワーク実習支援システム」を,本年8月1日から順次提供開始※1する。

看護師やソーシャルワーカーの養成校では,実践力習得のために医療施設など現場での実習がある。現場実習では,学生が日々の学習内容を紙の実習日誌に記録し,教員および実習先指導者がその日誌に指導や助言を記入するというアナログな形式での運用が一般的である。そのため教員や実習先指導者が実習関連の情報を一覧化しにくく,必要な情報をスムーズに参照できない,また教員が実習中の学生の学習状況をリアルタイムに把握することが難しく,必要な指導・フォローアップをタイムリーに提供できないといった課題があった。

「臨地実習支援システム」および「ソーシャルワーク実習支援システム」は,学生による実習記録から,教員・実習先指導者による実習状況確認・助言・評価など一連の実習運営をウェブ上で完結するシステム。本システムの活用により,実習関連の情報をシステム上で一元管理することが可能となり,必要な実習関連情報を必要な時に速やかに参照できる環境を実現する。また,教員や実習先指導者は現場実習中の学生の学習状況をリアルタイムに把握し,タイムリーな指導・助言を行えるようになり,学生のモチベーション維持・向上に寄与する。加えて,新型コロナウイルス感染拡大の影響などで現場実習が行えない場合に,教員や実習先指導者が現場実習の代わりとなる課題の提供やフィードバックをシステム上で行うことにより,学習機会の減少を抑制する。

富士フイルムシステムサービスは,これまで薬剤師養成校や理学療法士・作業療法士養成校向けに同様のシステムを提供してきた。薬剤師養成校向けの「実務実習指導・管理システム」は全国の薬科大学・薬学部の約9割※2で導入されており,毎年約10,000人の薬学生に利用されている。今回,これらシステムを看護師養成校およびソーシャルワーカー養成校向けに転用した。富士フイルムシステムサービスが提供する実習支援システムは,実習を行う他領域の養成校でも利用可能な汎用性を有している。
高齢化社会において,看護師やソーシャルワーカーをはじめとするコメディカル※3領域人材の重要性が高まっている中,富士フイルムシステムサービスは実習を支援するシステムの提供を通じた学生の実践力向上により,社会課題解決への貢献を目指す。

※1 看護師養成校向け「臨地実習支援システム」:2022年8月1日提供開始
ソーシャルワーカー養成校向け「ソーシャルワーク実習支援システム」:2022年9月1日提供開始
※2 全国の薬科大・薬学部(75大学)のうち66大学に利用され,シェアは88%(2022年6月末時点)
※3 医師以外の,医療に携わる医療専門職種の総称

看護師養成校向け「臨地実習支援システム」
<https://www.fujifilm.com/fbss/solution/education/nurse_training > 
ソーシャルワーカー養成校向け「ソーシャルワーク実習支援システム」
<https://www.fujifilm.com/fbss/solution/education/sw_training > 

 

●問い合わせ先
富士フイルムシステムサービス(株)
https://www.fujifilm.com/fbss/