2021-10-7
富士通(株)は,「イノベーションによって社会に信頼をもたらし,世界をより持続可能にしていく」というパーパスの実現を目指す新事業ブランド「Fujitsu Uvance(フジツウ ユーバンス)」を策定した。「Fujitsu Uvance」のもと,今後,サステナブルな世界の実現に向け,社会課題の解決にフォーカスしたビジネスを強力に推進していく。
「Fujitsu Uvance」は“あらゆる(Universal)ものをサステナブルな方向に前進(Advance)させる”という2つの言葉を重ね合わせた名称で,「多様な価値を信頼でつなぎ,変化に適応するしなやかさをもたらすことで,誰もが夢に向かって前進できるサステナブルな世界をつくる」という同社の決意を込めている。名称決定にあたっては,グローバルで社員投票を実施した。
「Fujitsu Uvance」の対象は,同社のパーパス実現に向けて注力していく事業(以下,Key Focus Areas(重点注力分野))となる。Key Focus Areas(重点注力分野)は,2030年の社会を想定し,社会課題を解決するクロスインダストリーの4分野(Vertical Areas)と,それらを支える3つのテクノロジー基盤(Horizontal Areas)の合計7分野から構成される。
同社は「Fujitsu Uvance」のもと,ビジネス変革と持続可能な社会の実現の両立を目指す。
「Fujitsu Uvance」のKey Focus Areas(重点注力分野)の取り組みは,10月12日(火曜日)から同社が開催するオンライン形式のグローバルフラッグシップイベント「Fujitsu ActivateNow 2021」において紹介される。
「Fujitsu Uvance」について
世界は今,AIやデータ活用など様々なテクノロジーの進化により,ロボットは私たちの身近なものとなり,人類はその活躍の場を宇宙へと拡げるなど目覚ましい発展を遂げている。一方で,環境破壊による気候変動など,世界が抱える問題は,より深刻になっている。さらに,COVID-19のパンデミックによって世界は分断され,人々の価値観や生活様式が大きく変わり,未来を脅かす問題は私たちの予測をはるかに超えるかたちで起きている。
そのため,同社は,2020年度に定めたパーパスをもとに,世界をより持続可能にするため,社会のあるべき姿を起点としたビジネスに取り組む。今回,2030年の社会を想定し,社会課題を起点に選定した7つのKey Focus Areas(重点注力分野)を,新たな事業ブランド「Fujitsu Uvance」のもとで展開していく。名称の決定には,社内変革プロジェクトである「Fujitsu Transformation:フジトラ」(注1)が掲げる全員参加のコンセプトに基づき,グローバルで社員投票を実施した。
また,「Fujitsu Uvance」の始動にあわせ,Key Focus Areas(重点注力分野)に関わる社内外の最先端のテクノロジーを自ら実践・体験する実証実験の場でもある同社の新事業所「Fujitsu Kawasaki Tower」(注2)の呼称を「Fujitsu Uvance Kawasaki Tower」とする。
「Fujitsu Uvance」を構成する7つのKey Focus Areas(重点注力分野)の説明は,下記サイトを参照。
「Fujitsu Uvance」日本向けサイト
「Fujitsu Uvance」グローバルサイト
さらに,顧客との接点となる同社ビジュアルアイデンティティを全面的に刷新する。パーパスの「世界をより持続可能にする」という想いをインフィニティマークに込めて押し出した新たなビジュアルアイデンティティをグローバルに展開していく。
注釈
注1 「Fujitsu Transformation:フジトラ」:
デジタル時代の競争力強化を目的として,製品やサービス,ビジネスモデルに加えて,業務プロセスや組織,企業文化・風土を変革する全社DXプロジェクト。2020年10月開始。
注2 新事業所「Fujitsu Kawasaki Tower」:
2021年7月に「JR川崎タワー」内にオープンした同社の新事業所。所在地 川崎市幸区大宮町1番地5。
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