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メディカル・データ・ビジョン,MDV analyzer,健保データ分析機能を搭載ーDPCと健保,両データで長所短所を相互補完へ

2020-9-10

MDV analyzerの画面イメージ

MDV analyzerの画面イメージ

医療情報のネットワーク化を推進するメディカル・データ・ビジョン(株)(以下「MDV」)は,国内最大規模の診療データベースをもとに患者数や処方日数,処方量などを容易に分析できるWeb分析ツール「MDV analyzer」(※1)に健康保険組合(健保)データの分析機能を搭載したほか,健保データのみの「MDV HIA analyzer」(※2)を新サービスとして提供開始する。

MDVが保有する診療データベースの実患者数は3,299万人(2020年8月末集計)に上っている。健保データは2020年4月に集積を開始し,実患者数は580万人(2020年7月末集計)。現状,医事会計RWD(リアルワールドデータ)は病院(DPC)データと健保データの主に2種類。これらのデータは一長一短で,DPCデータは,年齢の偏りがない情報が見られる半面,クリニックや転院先の情報が追えない。一方,健保データは高齢者情報が見られないが,クリニックと病院の別,転院先の情報が追える。

そこで,同社の「MDV analyzer」に健保データを組み込み分析機能を搭載することで,DPCと健保,それぞれのデータを一つの画面で同時に閲覧できるようになった。これにより,結果の違いの有無などが瞬時に確認できるほか,作業効率改善や分析精度を向上させることが期待できる。

(※1)MDV analyzerは製薬会社やアカデミアの研究者などが主なユーザーで,薬剤の処方実態の分析等マーケティングでの活用のほか,急な照会事項対応や研究論文作成検討の際になど幅広く利用されている。
(※2)HIAとは,Health Insurance Association の略。

 

●問い合わせ先
メディカル・データ・ビジョン(株)
広報:君塚・赤羽
TEL 03-5283-6911
メール pr@mdv.co.jp
https://www.mdv.co.jp/