2020-5-27
オンライン診療の実施イメージ
医療介護連携SNS「メディカルケアステーション(以下,MCS)」を運営するエンブレース(株)と,オンライン診療サービス「curon(クロン)(以下,クロン)」を運営する(株)MICIN,ならびに日本エンタープライズ(株)は,新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえ,かかりつけ医等によるオンライン診療が,届いたその日から即日開始できる,セキュアなタブレット端末の提供を開始する。
●取り組みの背景
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を受け,2月28日以降,厚生労働省からの各種事務連絡を経て,対象患者要件が緩和,診療報酬上の評価も拡大し,4月10日には初診患者への活用も開始したことを契機に,医療現場ではオンライン診療の需要が増加している。オンライン診療は,医師の診療等を外出することなく自宅にて受けることが可能であり,医療従事者と患者双方の感染リスクを取り除くことができる。
エンブレースと日本エンタープライズは4月9日より,「MCS」をよりセキュアに安心して利用できるタブレット端末「MCS mobile」の共同提供*1を開始している。今回,既にオンライン診療サービスとして3,500以上の医療機関に導入される「クロン」を運営するMICINが加わることで,「COVID-19対応ですぐに導入したい」という医療機関からの要望が多いオンライン診療についても,医療機関の実務負担を抑えつつセキュアに安心な環境を提供することが可能となった。3社の得意とする分野を活かし,COVID-19対応を行う医療従事者,ひいては患者やその家族を支援することを目的としている。
なお,現在いくつかの自治体において,オンライン診療導入にあたり,新たなデバイスを購入される際の補助金交付も開始している。一例として東京都が公表している,「オンライン医療相談・診療等環境整備補助事業*2」では,本取り組みで提供するタブレット端末の購入費用の補助金申請が可能となっている。
*1 本取り組みの詳細は以下URLを参照。
https://www.embrace.co.jp/news/mcs_mobile_20200409/
*2 「オンライン医療相談・診療等環境整備補助事業」とは,新型コロナウイルス感染拡大のリスクの軽減の観点から,かかりつけ医等によるオンライン医療相談・診療等を推進するための情報通信機器等の初期経費支援補助事業のこと。(東京都)
参考:https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/smph/iryo/iryo_hoken/onlineshinryo/kankyoseibi.html
●タブレット端末「MCS mobile」の概要
エンブレースが提供する,厚生労働省公表の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠した高セキュリティ端末*1。日本エンタープライズが端末を調達し,ウイルス対策ソフト,MDM端末管理*2など,RPAツールを使ったキッティング(初期設定)を行ったうえで端末を提供するため,受け取り後すぐに,安心して利用でき,「MCS mobile」上で「クロン」を起動することで,セキュアな環境でオンライン診療を開始することが可能となる。
「MCS mobile」は1台から利用できる。機種など詳細はホームページを参照。端末の紛失時や困った際に対応する365日運営のヘルプデスクも設けている。
*1「MCS mobile」はMCSが初期設定で搭載されているのでMCSユーザーはMCSを即時利用できる。
*2 モバイル端末管理。端末に対して一括でセキュリティを強化するシステム。
詳しくは下記参照。
https://www.medical-care.net/html/lp/mobile/
●問い合わせ先
エンブレース(株)
MCS mobile専用デスク
TEL 03-6447-2061
Mail:mcsmobile@embrace.co.jp
https://www.medical-care.net