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シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス, Windows 10搭載によりセキュリティを大幅に強化した血液ガス分析装置「ラピッドポイント500e」の販売を開始

2019-9-30

血液ガス分析装置 ラピッドポイント500e(届出番号:13B1X10041000043)

血液ガス分析装置 ラピッドポイント500e
(届出番号:13B1X10041000043)

シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)は,使いやすさと高い信頼性を追求し,臨床と検査室の両方のニーズを満たす血液ガス分析装置の新モデル 「ラピッドポイント500e」を10月1日より発売する。

「ラピッドポイント500e」は,手術室やICUなどの1秒を争う臨床現場で求められる使いやすさを追求するとともに,迅速かつ正確な測定データを提供することで検査室が求める高い信頼性へのニーズも満たす。

「ラピッドポイント500」の後継機として,これまでの信頼性と実績をそのままに,デジタル化が急速に進む医療環境に必要不可欠な「情報セキュリティ対策」を強化した。

医療機関における情報漏洩は,非常に高いリスクを伴うため,世界的に深刻な問題になっている。多種多様なシステムとの連携および各デバイスからのデータ集約が主流となっている今日の医療現場において,そのIT化による合理化・効率化の恩恵を受ける一方で,通信を通して患者データが外部にさらされるリスクが高まり,あらゆる情報が攻撃の対象になっている。日々進化するサイバー攻撃から,何よりも大切な患者データを含む医療情報の保護が求められる。さらには病院経営の観点からも情報漏洩などの危機対策が叫ばれる中,万全なセキュリティ対策が急務となっている。

本製品は,Windows10の搭載によりアンチウイルスソフトWindows Defenderを標準装備するほか,さらにMcAfee(マカフィー)のセキュリティソフトも搭載することで,デバイスや患者データの暗号化,優れたファイアウォールによるハッキングの防御,2段階認証のログインプロセスなど,セキュリティを大幅に向上した。

内蔵バーコードリーダーにより片手で素早くスキャン

内蔵バーコードリーダーにより片手で素早くスキャン

 

●ラピッドポイント500eの主な機能

 

●「POC Ecosystem」との接続も可能

本装置は,オプションとして当社のデータマネジメントシステム「POC Ecosystem」と接続することができる。POC Ecosystemは,手術室,ICU,中央検査室,病棟など複数に点在している血液ガス分析装置をネットワークにて一元管理することができるシステム。接続機器のモニタやコントロール,機器管理,消耗品・試薬の在庫管理,トラブル対応などの遠隔操作ができ,接続機器の制度管理データ,ログデータ等の一括管理・保存も可能。またLIS/HISへの接続がシンプルになるため,管理コストの削減にも繋がる。

患者の近くで行われるPOC検査は,医師が検査結果を即座に判断し,迅速な処置や治療の過程,予後のモニタリングまでを的確に行うことができるため,医療の質,患者のQOLの向上に大きく役立つとして注目されている。同社は,医療におけるデジタル化をはじめ,付加価値の高い製品とソリューションを提供することで,医療機関のバリユーを高め,患者のQOL向上に貢献する。

シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)は,2019年10月3日(木)〜 5日(日)にパシフィコ横浜にて開催の「JACLaS EXPO2019 臨床検査機器・試薬・システム展示会 」に出展し,本製品の国内初展示を予定している。

本製品に関する情報は,ホームページの製品紹介ページを参照。
https://www.siemens-healthineers.com/JP/blood-gas/blood-gas-systems/rapidpoint-500e-systems

※2011年10月発売(ラピッドポイント500, 届出番号 13B1X10041000027)

 

●問い合わせ先
シーメンスヘルスケア・ダイアグノスティクス(株)
コミュニケーション部
TEL 03-3493-5246
https://www.siemens-healthineers.com/jp/