2019-7-12
PHC(株)は,医師の業務プロセスのさらなる改善と患者さんへの医療サービスの向上を目指した,診療所用医事一体型電子カルテシステム「Medicom-HRf」を発売する。
近年,高齢化の進行による疾病の増加に伴い,医療機関における診療時間の増加とそれによる医療従事者への負担が増大している。このような状況において,多忙となる医療従事者の業務効率の向上を図ることで,患者さん一人ひとりに合わせた,よりきめの細かい診療を行うことが求められている。
「Medicom-HRf」は,このような医療現場のニーズに応え,カルテの入力操作を簡素化することで医師の業務プロセスを改善し,それによる患者さんへの医療サービスの充実を目指して新規開業医師が簡単に使用できるよう開発した電子カルテシステム。患者さんの検査結果や過去の医療情報を同時に確認しながら,カルテを入力できるほか,シンプルで見やすい画面デザインにより効率的で迅速なカルテの入力と閲覧を可能とすることで,医師と患者さんのコミュニケーション強化を支援する。また,薬や病名の検索に対して,使用頻度順,直近入力順に検索結果を表示するユーザアシスト機能を搭載し,よく使われる薬等をすばやく検索して入力できる。
PHCは,糖尿病ケア,診断,ライフサイエンス,ヘルスケアITの事業領域において,付加価値の高い製品・サービスを提供するヘルスケア企業。今回発売した新製品は,ヘルスケアIT事業における製品ラインアップの拡充を目的とするもの。
PHCにて取締役およびメディコム事業部長を務める大塚孝之氏は,「当社が1999年に電子カルテシステム事業を開始して以来,同製品は一般診療所において国内トップシェア(*1)を誇るまでに成長しました。次世代医療のプラットフォーマーを目指している当社は,『Medicom-HRf』の発売を通じて,医療従事者の業務プロセスのさらなる効率化と患者さんに対してより質の高い医療サービスが提供されることを期待しています。今後も,医療をめぐる環境やニーズの変化を予測し,医療従事者の皆様に,より最適なソリューションを提供することで,地域医療体制の構築に貢献してまいります。」と述べている。
なお,同製品は,7月に受注を開始し,9月の出荷を予定している。また,7月17日より19日まで東京ビッグサイトで開催される「国際モダンホスピタルショウ2019」のPHCブースにて展示する。(展示会場:南4ホール・医療情報システムゾーン F80)
(*1)出典:株式会社矢野経済研究所「2018年版医療情報システム(EMR・EHR)市場の将来展望」
製品URL:https://www.phchd.com/jp/medicom/clinics/mchrf
●問い合わせ先
PHCホールディングス(株)
コーポレートコミュニケーション部
岡田 昌代
TEL 03-6778-5311
www.phchd.com/jp/