2019-6-25
スピンシェル(株)は,働き世代の妊活・不妊治療をサポートする「SuguCare(スグケア)」の新サービスとして,自宅にいながら生殖医療の専門家である培養士からウェブレポートをもらえる精子簡易チェックキット『SuguCareメンズホームチェッカー』を6月25日より販売開始する。
日本では晩婚化・晩産化に伴って不妊に悩む夫婦が増えている。不妊症は女性の問題と考えられがちだが,WHO(世界保健機構)によると,不妊の半分は男性側に原因があることが分かってきており,妊活や不妊治療の早期段階で男性の積極的な関わりが重要になってくる。
SuguCareメンズホームチェッカーは,自宅にいながらにして精子活力の状態をチェックできるため,妊活の始め方が分からない,または通院をためらっている男性が,妊活の第一歩を踏む出す後押しをする。
専用の顕微レンズをモバイル端末のカメラにつけて精子の動きを観察・録画し,SuguCareのクラウド培養室にアップロードするだけで,生殖医療の専門家である培養士からウェブレポートをもらうことができるので,精液を郵送したり医療機関に持ち込むことなく,完全ウェブ完結で精子活力の状態をチェックすることが可能。
完全ウェブ完結のため,自宅から簡単に男性妊活の第一歩を踏み出せる
WHO基準値の培養士レポートで「気づき」を得る
培養士は,体外授精など生殖補助医療を担う医療技術者で,精子の定量的・定性的な分析のエキスパートでもある。SuguCareでは,日本卵子学会の生殖補助医療胚培養士または日本臨床エンブリオロジスト学会の臨床エンブリオロジストの資格を持つ,専門性の高い培養士を厳選した。
SuguCareの培養士は,クラウド培養室にアップロードされた精子活力を分析して,WHOの基準値に照らし合わせた分析結果をウェブレポートとしてまとめてくれる。
《培養士レポートで分かること》
・精子濃度
・精子運動率
・総精子数
・総運動精子数
・WHOの基準値に準じたコメントとアドバイス
SuguCare監修医の小堀善友医師は次のように述べている。
「少子高齢化がすすむなか,未来を担う子どもたちを産んで育てることは,カップルに限らず国家レベルの課題でもあります。そういった中,妊活または不妊治療の道のりをどう歩み始めたらよいのか分からない方も少なくありません。『SuguCareメンズホームチェッカー』は,男性妊活の第一歩という位置付けで,自宅にいながらにして生殖医療のエキスパートのアドバイスをもらえる画期的なサービスです。特に男性不妊の8割は精子活力に関連した造精機能障害が原因とされており,『SuguCareメンズホームチェッカー』を活用することで精子活力に関する気づきを得て,より具体的な検査・治療のステップへ進むための羅針盤を得ることができます。」
匿名利用可能で,マルチプラットフォームに対応
SuguCareメンズホームチェッカーは,専用の顕微レンズを装着できるカメラがあれば,iOS・Android・Windows・Macを問わず,モバイル端末とコンピューターで利用できる。アプリのダウンロードも不要で,付属のシリアルコードを用いてクラウド培養室にアクセスするだけ。動画のアップロードに名前の登録等は不要で,完全匿名で安心して利用できる。
※ 本サービスは,精液状態の簡易チェックツール。医学的な診断を行うものではない。
●販売価格
3,800円(税抜)
●問い合わせ先
スピンシェル(株)
https://sugucare.jp/ninkatsu/homechecker/