2019-4-4
福祉介護事業を展開する(株)結の樹は,同社が運営する住宅型有料老人ホーム「結の樹天白」に,ロシアのUniversal Terminal Systemsが開発した「iSandBOX」を福祉介護業界で初めて導入した。総合教育サービス事業を展開する(株)やる気スイッチグループの国内初導入(2019年4月運用開始)に続いて,国内で2台目の導入となった。
●︎デジタルを利用した五感を刺激する次世代の砂場「iSandBOX」
砂を触って,噴火する火山,湖へ流れる川,波が打ち寄せる海岸など,砂遊びを楽しみながらARで天地創造,地球環境を自由に創作し体験できる。そこに映し出される自然の営みを手を使いながら創作することで「遊びながらリハビリ・進化した介護」として活用していく。また,砂を使った箱庭療法として,心の自然な回復能力を促進する心理療法としても期待している。
「iSandBOX」が持つインタラクティブ性を通じて,好きな風景を作って自然現象や生態系を観察したり,チームワーク,協調性,ルールなどの社会性も身につけることができるコンテンツを介護施設に導入することで,近隣の幼稚園や保育園から子ども達を迎えいれて「施設と地域の活性化」に貢献していく。
●︎Interactive Sandbox「iSandBOX」
砂の入ったサンドボックス,3Dコンピュータ グラフィックスとサウンドを演算するPC,砂の高低差を計測する深度センサー,砂場に映像を投影するプロジェクターで構成されている。
ユーザーは砂を使って,噴火している火山,川,海,谷など,AR砂遊びを楽しみながら天地創造を体験できる。
●仕組み
1. 深度センサーが砂の表面までの距離を測る。
2. 深度センサーが計測した砂の高低差情報をPCに送る。
3. PCはその情報を元に演算した映像をプロジェクターに送る。
4. プロジェクターは砂場に青い水や火山から噴火した赤い溶岩,緑の丘など,リアルなイメージを投影する。
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●問い合わせ先
総輸入元:(株)デジタル・ガーデン
TEL 03-5791-2215
メール:iSandBOX@dgi.co.jp
iSandBOX 常設展示:〒150-0012 東京都渋谷区広尾5-6-6 広尾プラザ7F
担当:iSandBOX 事業部プロダクトマネージャー藤原 大輔
http://www.dgi.co.jp/iSandBOX