2019-1-31
ティアック(株)は,新機能を搭載した内視鏡イメージレコーダー『MV-1』を,2019年3月より販売する。
『MV-1』は,内視鏡治療の動画記録や映像の配信など,医療現場に必要な機能を凝縮した,ティアックの新しい内視鏡イメージレコーダー。これまで30年以上の長きに渡る製品開発で培った消化器内視鏡との高い連携性能を有すると共に,タッチスクリーンでの操作やリアルタイム映像コンバート※などの新機能を取り入れ,製品デザインを一新したMVシリーズの最新機種である。
従来機種にはなかったフロントディスプレーパネルにタッチスクリーンを採用することで,視認性と操作性を格段に向上。これにより,内視鏡検査中であっても簡単に『MV-1』を操作することができる。また高解像度(HD)の映像入力を標準画質映像(SD)に変換して出力するといったリアルタイム映像コンバート機能※を追加する。これにより,内視鏡は新機種でもモニターは既存の設備を使用したいといった施設でも簡単な製品接続が可能になる。記録メディアとしてUSB3.0への対応,1TBの内蔵HDDを搭載し,ESDなど昨今特に高まる消化器内視鏡での動画記録のニーズに応えるための仕様を備えた。また『MV-1』では本体の製造を国内自社工場で行うことでより質の高い製品を安定して提供する体制を整えた。
加えて,内視鏡が映し出す映像をDICOMフォーマットとして記録するDICOMゲートウェイ『MV-1D』が用意される。『MV-1D』はDICOM規格に対応していない内視鏡からの映像をDICOMフォーマットとして記録しサーバーへ転送を可能にする記録機能を持ち合わせたDICOMゲートウェイ。
※DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine): 医用画像を扱う機器間での通信プロトコルの標準規格
※DICOMゲートウェイ MV-1Dについては,(株)スリーゼットが総代理店として販売を行う。
●主な特徴と従来品からの改善点
- 5インチタッチスクリーンを搭載
- リアルタイム映像コンバート機能搭載※。入力映像をリアルタイムにHD/SD解像度に変換し,モニターに合わせた映像を出力。
- ライブストリーミング機能※。記録中の映像を,別室のモニターにライブ配信可能。
- 『PACS連携どこでもJED(仮称)』との連携。日本消化器内視鏡学会のJED(Japan Endoscopy Database)プロジェクトが配布するJED登録支援ソフトと連携し,医療施設のスムーズなJEDプロジェクト参加を支援。
- 画像マーキング機能を搭載。内視鏡検査中に任意の画像をマーキング・転送できるので,レポート作成時の画像選択等,後工程の工数削減が可能※。
- 1TBの大容量内蔵ストレージ搭載
- USB3.0採用
- 日本製
※ファームウェアアップデートにより順次対応予定
●その他の仕様
寸法
本体:202(W)×114(H)×337(D)mm
リモコン:77(W)×18(H)×190(D)mm
重量
本体:約3.6kg
リモコン:約0.2kg
※仕様は改善のために変更することがある。
●主な販売先
・消化器内視鏡メーカー
・消化器内視鏡システム販売店
・医用画像ファイリングシステムメーカー
●販売予定台数
・年間1,200台
数量限定キャンペーンについて
MV-1/MV-1Dの発売にあたり,先着100台を対象にメーカー希望価格から10万円の値引きキャンペーンを実施する。
・対象期間:2019年3月末までの納入分
・数量:2機種(MV-1,MV-1D)合わせて先着100台
・特典内容:キャンペーン価格にてご提供
内視鏡イメージレコーダー『MV-1』
メーカー希望価格880,000円 → キャンペーン価格780,000円(税抜)
DICOM ゲートウェイ 『MV-1D』
メーカー希望価格1,080,000円 → キャンペーン価格980,000円(税抜)
●問い合わせ先
ティアック(株)
https://teacmv.jp/